きちのうすめ雑記

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鬼滅の刃 柱稽古編 ~嵐の前の静けさ~【鬼滅の刃】

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※ネタバレ有り

 

今回はアニメ鬼滅の刃第4期「柱稽古編」について書いていきます。

🄫吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス ufotable

①嵐の前の静けさ

本篇は128話から136話に渡って連載された篇(アニメでは139話まで放映しています。)で、話数を数えると10話に満たず非常に短い編となっています。

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その為8話にするには大幅な引き延ばしが必要になりその手法に注目されましたが、かつて見られた明らかな「時間稼ぎ」はほぼ無く、バランスが非常に整った出来に

特に束の間の平和の時間に並行して行われる鬼側の暗躍は嵐の前の静けさを感じさせ、それが一気に爆発(物理的にも)する演出は素晴らしいものだったと思います。

ただ原作と同様戦闘描写は少なく文字通り訓練ばかりなので、刺激を求めている人にとっては物足りないものとなっています。

 

②柱特集に

そんな中際立っていたのは「柱」の描写。

特にこれまで余り描かれてこなかった「蛇柱」伊黒小芭内、「風柱」不死川実弥、「岩柱」悲鳴嶼行冥はこの篇を見るとその人となりや何を信条として動いているかがある程度分かる描写がなされており(完全にわからないのがミソです。)、人物が多く出る最終決戦に向けての準備段階としては十分だと思います。

更に既に登場済みの柱である元「音柱」宇髄天元、「水柱」冨岡義勇の掘り下げも上手く出来ており、「柱特集」として見ても楽しめます。

kichitan.hatenablog.com

 

ただ「蟲柱」胡蝶しのぶは掘り下げはほぼなく(話の流れを考えると致し方ない部分はありますが)、続く劇場版の尺を考えるとやや不安要素ではあります。

 

③決戦へ 

そしてラストでは大爆発を皮切りに最終決戦が開幕。柱稽古編自体(136話)時点で終わりだと思っていたので、残り2話を映像化させたのは驚きでした。

しかもその映像のクオリティは歴代でも屈指のレベルで高く、演出には鳥肌が立つ程。最後の最後でこの質の高さで最終決戦に持っていくufotableには頭が下がる思いです。

そして最後の炭治郎の言葉で締めくくり、劇場版へ。原作が既に連載終了し興味が薄れている中最高の話題性を示し、劇場版に繋げる事が出来ていました。

「地獄に行くのはお前だ無惨!!絶対に逃がさない!!」

「竈門炭治郎!!」

「必ず倒す!!鬼舞辻無惨!!」

 

最終決戦の劇場版化に関しては不安点はあり(後に書いていきたいと思います。)、やや心配な所ですが観客動員数・興行収入共に日本歴代最高記録を叩き出した「無限列車編」のクオリティも相当なものなので、かなりの期待を持っていいと思います。

短いながらも確かなインパクトを与えた「柱稽古編」。劇場版の手前に見返すのも良い作品となっています。

 

では

 

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