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村上頌樹(2024年)~生命線のコントロールが乱れ~【特集】

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今回は2024年阪神タイガーズの村上頌樹投手について書いていきたいと思います。

出典:スポニチ sponichi annex

今シーズンの成績

25試合 7勝11敗 15QS  防御率2.58 WHIP1.15 153.2回 130三振 33四死球

 

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①生命線のコントロールが乱れ

昨シーズンブレイクを果たし、セリーグ初の新人王&MVPのダブル受賞、そして最優秀防御率のタイトルも取り最高のシーズンとなった村上投手ですが今シーズンもローテーションの一角としての活躍が期待されていました。

しかしオープン戦で自己ワーストとなる8失点を喫し不安を残すと、開幕には立て直し4月には2勝を挙げるも、5月に味方の1点を切る援護率の低さもあって3連敗と中々結果に結びつきません。

その要因となったのは生命線とも言えるコントロールの乱れで、昨シーズン僅か16個だった四球は4月の時点で半分に当たる8個を記録する等、やや力任せの投球が目立つことに。そして立ち上がりに失点を多く喫しビハインドのままマウンドを降りる等、相手のエース格に互角の投球を中々見せることは出来ず白星から遠ざかる事となります。

 

②ローテーション投手としての役割は全うするも

その悪い流れは中々良い方に傾くことはなく、6月以降も黒星が先行する事に。重要なカード頭の先発も才木投手に譲る等、良い投球を見せることはあっても昨年の輝きを見せることなく試合を重ねることになります。

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シーズン終盤ではローテーションからも外れ中継ぎ待機に。才木、髙橋遥投手に本来投げる筈の重要な試合での先発を譲り悔しいシーズンとなりました。

終わってみればリーグ最多となる11敗を喫するも防御率は2点台、そしてローテーション投手としての役割は全うするも開幕前からの評価から考えると何とも物足りないものとなりました。

 

③球速よりも球質

来シーズンもローテーションの一角としての活躍が期待されますが、気になるのはオフのトレーニング。昨シーズンオフに取り組んだとされる球速アップの取り組みが裏目出てしまったのは今シーズンの成績に見事に反映されており、オフには球速よりも球質に拘る取り組みをして欲しいです。

 

球速に拘るが余りフォームを崩す投手が多い中、140㎞半ばでも打者が振り遅れるような素晴らしいストレート(真っスラ)を持っている村上投手。持ち前の制球力が戻ればセリーグでもトップクラスの実力を持っているだけに来シーズンの復活を楽しみにしています。

 

では

 

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