※ネタバレ有り
今回はアニメ鬼滅の刃第5期「無限城編」について書いていきます。
①圧倒的不利な状況で戦いに臨む事に
本作は2019年からアニメで上映された「鬼滅の刃」の最終章となっており、鬼の本拠地である無限城を舞台に、鬼舞辻󠄀無惨との最終決戦を描いています。
舞台となっている「無限城」は太陽光が差し込まない、上下左右や重力の概念が無茶苦茶な状態の異様な空間(かつて炭治郎と戦った響凱の作り出した空間と似ています)。
基本は和風の部屋がベースになっているものの、天地が逆転した西洋のレストランを彷彿とさせる大部屋もある等種類は多彩。また上弦の鬼の中には独自の空間を与えられている者もいる様です。
その空間を支配するのは上弦の肆に新しく指名された「鳴女」。自身の血鬼術で操り、演奏する琵琶の音色に合わせて内部の空間・構造・地形はまるで生き物であるかのように変化。鬼殺隊は合流する事が出来ず、さらに陽の光に晒される事が無いので圧倒的不利な状況で戦いに臨む事になります。
②上弦の鬼3人との戦い
そんな中で待ち受けるのは無惨の他上弦の鬼3体。
・「無限列車編」で煉󠄁獄を倒した「拳鬼」、上弦の参猗窩座
・飄々とした態度を取るものの、その行動には狂気がはらんでおり底知れぬ怖さと強さを醸し出す、上弦の弐童磨
・剣士の姿をしており、純粋に強者の印象が強い、上弦の壱黒死牟
と難敵揃い。上述したように圧倒的不利な状況により戦力が分散している中、鬼殺隊たちがどのように戦っていくか注目です。
③三部作でどう「振り分けるか」
そんな中一番心配されているのは「三部作」と公表されている事です。
本編は単行本16巻~23巻の話であり、これまでの編で最も長い話となっています。それを約2時間×3部に纏めるのは至難の業(参考までに無限列車編は単行本2巻分を2時間に纏めています。)で、大半が戦闘シーンであるのを踏まえても大幅なカットが見込まれます。
そんな中で試されるのはその「振り分け」であり、恐らくは「猗窩座・童磨」「黒死牟」「無惨」になるとは思いますが、これまでの演出考えると尺が足りないのは確か。
2時間半や3時間等に伸ばすことも考えられますが、無理矢理詰めると只のダイジェスト版になり兼ねないので、制作側のセンスが試されそうです。
ただ今回も作画はufotableが担当。映像美においては心配は無さそうです。
劇場版3部作という思い切った試みを行う「鬼滅の刃」。どのような展開になっていくのか今から楽しみです。
では
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