今回はアーセナル移籍が決定したミケル・メリーノ選手について書いていきたいと思います。
経歴
メリーノ選手はオサスナの下部組織に加入後2014年にトップチームデビュー。レギュラーとして2年間プレーした後ドイツのドルトムントに完全移籍します。
しかし当時のドルトムント中盤にはヴァイグルやカストロ、シャヒンやロデ等タレントがひしめき合っており出場機会は満足に得られずイングランドのニューカッスルにレンタル移籍。その後完全移籍を果たし高いクオリティを示すも、クラブの契約条件もあり2018年スペインのソシエダに移籍する事となります。
そしてソシエダでは加入直後から主力として活躍しチームに欠かせない存在となると2022-2023シーズンにはチームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きな貢献。魅力的な中盤の中で輝きを放つも、今シーズン同胞でもあるアルテタ監督に求められ2024年8月27日にアーセナルに約3200万€で移籍が決定。優勝を狙うガナーズの一員として新シーズンを迎えることとなりました。
代表では2020年に初招集。ユーロ2024のメンバーに選ばれ準々決勝のドイツ戦では途中出場し延長14分に決勝点となるゴールを決め優勝に貢献。レギュラーでは無かったものの重要な役割を果たしました。
①卓越した技術と鋭い2列目からの飛び出し
メリーノ選手の特長は卓越した技術と鋭い2列目からの飛び出しであると思います。
足元の技術が高くビルドアップ面で貢献出来る選手で、ソシエダ、そして新チームであるアーセナルでも十分機能するプレス耐性とポジショニングの巧さを持ち合わせています。またキック力もあり視野も広い為、低い位置からのロングフィードを得意としており、攻撃の奥行きも作れます。
そして判断力の高さを生かした鋭い2列目からの飛び出しは攻撃にアクセントをもたらし、膠着した状況を打破する大きな武器に。前述したドイツ戦のゴールだけでなくソシエダでも右からのクロスに飛び込む形はチームの強みとなっていました。
②アンカーを任せる程の守備力は
反面守備面では前に行くプレスは素晴らしいもののディフェンス前のカバーは得意としておらず、その能力が求められるアンカーを任せる程の守備力は持ち合わせていません。特によく動くタイプなのでペナルティエリア前の守備では危険なスペースを空けがちで、守備時の起用方法には注意したい所です。
その為起用はインサイドハーフやダブルボランチの一角がベストで、前目での潰し役やカウンタープレスの回収役が適任かと思われます。
③中盤に新たなオプションを与える存在として
アーセナルではインサイドハーフで出場する事が予想され、主にライスとの併用が考えられます。お互い持ち味は違うので(ライスはキックと推進力が武器となっています。)、攻撃のオプションが増えた意味でも重宝されそうです。
またハヴァーツをセンターフォワードに固定出来る事もメリットで、前線も良質なターンオーバーが展開出来そうです。
ただ最初のトレーニングで肩の軽度の骨折で数週間の離脱が決定。幸先は良く無いものの復帰後の活躍に期待です。
中盤に新たなオプションを与える存在として迎え入れられたメリーノ選手。デビューは暫く先になりそうですがフィットするとこれ以上ない戦力となってきそうなので、そのプレーが楽しみです。
では
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