今回はUEFA EUROヒストリーを書いていきたいと思います。
8回目は「2012年 イタリア代表」です。
主な選手&布陣
①親善試合の不出来で高くなかった前評判
ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ2010年W杯で惨敗を喫したイタリア代表はパルマやフィオレンティーナで実績を積んでいたプランデッリ監督を招集。
2006年W杯優勝選手が次々と代表を引退する中、主力として残ったピルロを中心としたチームを構築。デ・ロッシにサポート役を任せ負担を軽くして稀代の司令塔を最大限に生かす方法を取っていました。
それでもベースとなっていたのは堅い守備で、ユベントスのユニットをそのまま持って来ることにより堅守を維持。失点を僅か2で抑え、危なげなく予選を8勝2分で突破しました。
しかし直前の親善試合で3連敗を喫し、さらに堅守の一角であったバルザーリの出場が危ぶまれる状態に。更にサッカー界全体が八百長問題に揺れ、関係していたとされたクリーシトをメンバーから外さざるを得ない状態になる等混乱状態に。
それでもカルチョスキャンダルに立ち向かい優勝した2006年の再来を期待する声もあったものの、タレント力(特に中盤)の質は歴然としており、前評判は決して高くありませんでした。
②布陣の使い分けと二人の悪童
そんな中本大会が始まるとプランデッリ監督はデ・ロッシを3バックの真ん中としてプレーさせ、前回王者の初戦のスペイン戦では見事に機能し互角以上の戦いを見せます。
しかし続くクロアチア戦では相手のパワープレーの前に屈し引き分け。グループリーグ敗退もあり得ましたが3戦目にバルザーリが復帰すると、布陣を4-3-1-2に戻しアイルランド戦では強さを見せ見事に勝利。2位でグループリーグ突破を果たします。
そして準々決勝のイングランド戦では終始攻勢ではあったものの相手守備陣に阻まれPK戦まで投入するもブッフォンのセーブもあり勝利します。
しかし続くは優勝候補でもあるドイツ代表。キエッリーニ、デ・ロッシが負傷を抱える等部は悪く、苦戦は必至でした。
しかしそこで輝いたのはカッサーノとバロテッリの悪童コンビ。監督からの信頼が厚く大会前に心臓疾患から復帰した背番号10番はキラーパスを連発しドイツ守備陣を切り裂くと、バロテッリはそのカッサーノからのクロスを頭で合わせ先制点を挙げると、ロングボールから独走し豪快なミドルを突き刺し追加点。その時のユニフォームを脱ぎ、マッスルポーズし仁王立ちするゴールパフォーマンスは伝説となっています。
試合はロスタイムにゴールを決められるもそのまま勝利。0トップシステム採用もあり決勝まで進んだスペインとの再戦に挑みます。
③連戦の疲れをモロに
しかし決勝でイタリア代表で見せたのは連戦の疲れをモロに受け(イングランド戦での延長戦や移動)運動量がガタ落ちした満身創痍の姿でした。頼みのピルロにもボールは渡らずビルドアップでミスを連発、さらにキエッリーニが再び負傷交代を余儀なくされると、前半だけで2失点を喫します。
さらに後半は途中投入したモッタが肉離れで負傷、交代枠を3枚使ってしまっていた為に10人の戦いを強いられると何も出来ずに失点を積み重ね結果0-4の完敗。
結果大敗となりますが、2トップの怪物ぶりと組織力の高さから前評判よりもはるかに希望と持たせる代表チームとなっていました。
では
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