今回はチェルシー所属のチアゴ・シウバ選手について書いていきます。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
3回目はチェルシー（2020～現在）時代です。
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①悲願のチャンピオンズリーグ制覇
パリではかつて監督として自身を抜擢したレオナルドSDの判断により退団を余儀なくされたチアゴ・シウバ選手ですが、2020年に大型補強を行ったチェルシーに加入。
ランパード監督は成績不振で解任されるも、かつてパリで共にチャンピオンリーグ決勝まで辿り着いたトゥヘル監督の下、センターバックの中央で起用され見事な活躍を見せます。
そしてその勢いのまま再びチャンピオンズリーグ決勝に辿り着くも、自身は前半で無念の負傷交代。それでもハヴァーツのゴールで先制するもチームはマンチェスターシティの攻撃を跳ね返し続け、悲願のチャンピオンズリーグ制覇を果たします。
決勝こそは負傷交代したもののそれに至る際の活躍は特筆もので存在感は絶大。自身の価値を改めた示した大会となりました
②若きチームを必死に鼓舞
その後もチェルシーの大黒柱として活躍するも、アブラモビッチオーナーの退任によりオーナーがトッド・ベーリー氏に代わると、大幅な選手入れ替えを行いまるで違うチームに。
そんな中でも「古株」として若きチームを必死に鼓舞するも、2022-2023シーズンは12位に沈むと、今シーズンもここまで中位に沈み中々成果が上がっていません。
また自身も自分の事だけではなくコンビを組むセンターバックや他選手のコーチングなどを兼任している為、オーバーワークでミスも散見。その影響もあり今シーズン限りの退団も噂されています。
個人的にはチームで守備陣を纏め上げられる「唯一」の選手で替えの効かない存在なので、よっぽど良い選手を補強しないとチームは軸の無さもあり低迷は続くと思います。
同時に今後の去就も注目で、その知性と経験をどこで生かしてくれるか楽しみです。
③再びキャプテンとして
過去2大会失意の大会となったものの、チアゴ・シウバ選手は引き続きセレソンの一員としてプレー。ワールドカップ南米予選では代表通算100試合を達成する等、健在であることをアピールしました。
そして2022年のカタールW杯では再びキャプテンとして自身最後であるW杯に向かうことに。優勝候補筆頭と言われたブラジル代表のレギュラーとしてグループリーグ2試合に出場し突破に貢献すると決勝トーナメント1回戦の韓国戦でも活躍し、比較的順調に準々決勝に進出します。
しかし準々決勝のクロアチア戦では延長までもつれ込みネイマールが決勝点とも言えるゴールを挙げるも、延長後半にぺトコヴィッチにまさかの被弾でPK戦に。そしてPK戦でマルキーニョス、ロドリゴが外してしまい準々決勝敗退を喫することに。
ほぼ全てのタイトルを取ったクラブとは比べ代表で獲得したのは2013年のコンフェデレーションズカップと2019年のコパアメリカのみ。ネイマールやカゼミーロ、マルキーニョスと言った名手がいた時代にしては少し寂しい結果になるものの、代表通算113キャップは歴代5位。まだ正式に代表引退を表明しておらず復帰の可能性はあるので、今後の動向に注目していきたいです。
では
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