今回は主要欧州リーグの2023~2024シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
16回目は「チェルシー」です。
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基本フォーメーション
①チームの型を作るのに手間取る
今シーズン30人近い選手を入れ替え全く違うといえるチームに変わったチェルシーですが案の定チームの型を作るのに手間取り、スタートダッシュに失敗。
その後もシティと壮絶な打ち合いをしながら(4-4)も次のニューカッスル戦では大敗(1-4)を喫する等戦い方は安定せず、中位に甘んじることに。
またポチェッティーノ監督も怪我人の続出もあったものの毎試合のようにレギュラーを変え、なおかつ適正が高いポジションに置かなかった(バディアシルやコルウェルの左サイドバックやエンソのトップ下)為効果的にチームを機能させる事が出来ない状態に。
選手の起用法で大きな課題を残し、選手の成長を促したり熱いパッション等の自身の良さを発揮することは出来ませんでした。
②瞬く間に崩しの切り札として活躍
そんな中加入後瞬く間に崩しの切り札として活躍したのはパルマー。
チームの型が中々定まらない状況の中、その卓越した技術と正確なキックで崩しだけではなく組み立ての面でも貢献。さらにチームトップのゴール数を記録(9)する等今や中心選手として抜群の存在感を示しています。
またギャラガーも時折熱くなりすぎるきらいはあるものの、攻守に強度の高いプレーを披露。契約延長が中々進まず夏に放出の話が出ていますが、このようなプレーをコンスタントに見せ尚且つユース出身でありチームの今後の支えるような選手。
高額年俸を要求したと言えマウントが出てしまっている今、彼も愛想を尽かして出て行ってしまうとなるとチームだけではなくアカデミーにも大きな影響が及ぶと思われ、今夏放出は防ぎたい所です。
③まずは土台作りに専念を
今冬の移籍は流石に大きな動きは見せず、出場機会が少ない選手をレンタルで放出するに留まりひと先ず大きな混乱はなさそうです。
それでもセンターフォワードの控えであるブロヤの移籍は痛いもののエンクンクも復帰しておりダメージは少なく、他ポジションも故障者が戻ってきている状況。
まずは来シーズンに繋がる土台作りに専念して、現状残っているリーグカップ、FAカップに懸けていきたい所です。
余りにも変化を多かった近年のチェルシー。ここで「小休止」を入れることで復調の兆しが見えることを期待しています。
では
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