鳳橋楼十郎～ナルシスト風な伊達男～【BLEACH】

※ネタバレ有り

今回はアニメBLEACHのストーリー「千年血戦篇」のキャラ「鳳橋楼十郎」について書いていきます。

①ナルシスト風な伊達男

ウェーブのかかった金色の長髪の青年で、仲間内から「ローズ」と呼ばれるナルシスト風な伊達男。

同世界で実家が上司にこき使われる金持ちのボンボンとなっています。

「仮面の軍勢」の一人で過去に藍染の策略に嵌り平子達と共に虚化し、その後浦原に助けられ現世に。同僚の羅武とジャンプの取り合いをする程馴染んでいます。

性格は仮面の軍勢の中ではどちらかというと穏やかな方ではあるものの自身に陶酔する傾向にあり、仲間達に突っ込まれる事も。それでも護廷十三隊三番隊隊長だったことからかなりの実力を擁しています。

因みにギターが趣味で所持しているのはギブソンの変形エレクトリックギター「フライングV」。副隊長であるイヅルを見るとインスピレーションが刺激されるようです。

「イヅルがいなくなったらボクもボクのフライングVも悲しむよ」

②沈黙は金、雄弁は銀

作中では空座町決戦で重傷を負い窮地に陥った京楽と浮竹の代わりに、羅武と共にスタークと対峙。当初はコンビネーションで優位に立つも、スタークの狼型の爆弾により重傷を負い戦線に復帰した京楽に助けられることに。

そして他隊長と共に藍染に対峙するも圧倒的な力の前に為す術なく敗北することになります。

その後は空位になっていた三番隊隊長に復帰。千年血戦篇では第一次侵攻時にナジャークープと対峙し、イヅルたちの霊圧が消失したことに対して怒りを見せます。

「どうやらホントにアートじゃないね　これだけの部下の死を前にして泣かないギターがあるものか　ボクもギターも既に泣いてる　生きて帰れると思うなよ、滅却師」

そして第二次侵攻では拳西と共にマスキュリンと交戦。ジェイムズを真っ二つにして卍解を披露するも、慢心から自身の能力を語ってしまった為に弱点をさらけ出してしまいビームで体に星型の孔を穿たれて敗北し瀕死の重傷を負います。

「そう、僕の術はまやかしさだけど、人の心を奪うのはいつだってそのまやかしだよ」

さらにグレミィにより心臓を止められたり、ジゼルによってゾンビ化される等散々な扱いに。そして最終的にはマユリに投与された薬によって逆に彼の手駒となり、ゾンビとして働くこととなってしまいます。その不遇さから正に「沈黙は金、雄弁は銀」を体現するキャラとなっています。

②「音楽」を操る卍解

斬魄刀は「金沙羅（きんしゃら）」で解号は「奏でろ～」。

能力解放と共に薔薇の花が先端についた鉄製のムチに変化して、

・先端の薔薇を対象に刺し、ムチを指で演奏するように奏でる事でその薔薇から楕円形の爆発を連続で起こす「金沙羅奏曲第十一番“十六夜薔薇”」

・虚化後に使用する、鞘と斬魄刀で十字架を描き旋律のようなものを奏でて相手を操る

で攻撃。直接攻撃できるのは先端の薔薇のみと癖はあるもののリーチが長く、比較的使いやすい部類の始解となっています。

卍解は「金沙羅舞踏団（きんしゃらぶとうだん）」。

空中に指揮棒を持つ右手と空の左手、数十人の顔に金沙羅の先端部分がついた人形を召喚して、音楽を操り幻覚を見せる事で攻撃。

「金沙羅舞踏団は死の舞踏団。お代はキミの―――命だよ」

・人形が回転し、水流の壁に閉じ込める「第一の演目　海流（シー・ドリフト）」

・人形の作った火を相手にぶつける「第二の演目　火山の使者（プロメテウス）」

・止めを刺す技であるものの不発に終わった「第三の演目　英雄の生涯（アイン・へルデンレーベン）」

で幻覚であっても実際にダメージが入る強力な技を繰り出すものですが、弱点は「音」である事。音が聞こえない相手には効果が無くなり、実際マスキュリン相手に雄弁に語ってしまい対策として鼓膜を破られ呆気なく敗北。使い手のナルシシズムが仇となってしまいました。

拳西と共に隊長ながら不遇な扱いを受けているローズ。彼が輝く場がいつか来ることを願っています。

では

きちのうすめ雑記