今回は2022年阪神タイガーズの島本浩也投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
35試合 4勝2敗15H 防御率1.69 WHIP0.83 26.2回 20三振 4四死球
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①慣らし運転を終えた昨シーズンを経て
昨シーズントミー・ジョン手術からの復帰、そして支配下登録からの1軍登板と順調とも言える慣らし運転を行った島本投手ですが、開幕はルーキーの富田投手に席を譲る形で2軍でスタートすることになります。
しかしビーズリー投手の先発調整の為に5月23日に1軍登録されると、今季初登板のヤクルト戦ではビハインド時に登板するもチームが逆転して今季初勝利を記録。
その後6月28日の中日戦で決勝点を献上し連続無敗記録を「127」で止めるも好投を続け、チームの勝利に貢献し続けます。
②際立った「火消し力」
特に際立ったのはその「火消し力」。残した数字こそは主軸の中継ぎ投手としては平凡なものの、前投手が背負ってしまったピンチを救う投球を何度も披露。
「困った時の島本」と評される程厳しい場面での救援が目立ち、非常に頼りになる存在となっていました。
特に中継ぎ投手の評価点にもなるWHIPは0.83と高い数字を記録。一人のランナーも許されない厳しい場面が多かった中余計な四球を与えず(シーズン四死球は僅か4です。)記録したこの数字は、特筆に値すると言えます。
その後疲労からのリフレッシュ抹消はあったものの2019年以来の登板数、さらに4勝&自己最多の15ホールドを記録して自己最高のシーズンに。
更にポストシーズンでもクライマックスシリーズファイナルは3連投、日本シリーズでも4試合に登板。悔しい投球もありながらも次試合には見事に修正する等投げ切り、38年ぶりの日本一に大きく貢献しました。
③来シーズンも「対左」の切り札として
今シーズンの活躍から来シーズンも「対左」の切り札として運用される事が予想され、怪我が無ければ開幕1軍も間違いないと思います。
特にその「火消し力」と制球力は誰もが持っている能力ではないので、パワー型の左腕救援が揃っているチームにおいても貴重な存在となってくるでしょう。
昨シーズンの復活から僅か1年余りで日本一の立役者となった島本投手。2度の育成選手時代を経験しているたたき上げの選手なだけに、来シーズンだけではなく長い間の活躍を期待したいです。
では
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