※ネタバレ有り
今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のキャラ「ニカ・ナナウラ」について書いていきたいと思います。
①劇中一の良心
アスティカシア高等専門学園・地球寮所属のメカニック科2年生で、水色のインナーカラーの髪とウェストポーチが特徴な少女です。
癖が強いキャラが多い本作では珍しい性格をしており、基本的に笑顔で柔和な表情を崩さずスペーシアンからのイジメも笑ってやり過ごす等大人の対応を行い、更に転校初日から浮きまくっていたスレッタの手助けを行い地球寮に誘う等、劇中一の良心といってもよい人物です。
「”冗談を言って笑わせる”」
「リスト、また埋まったね」
しかし所々でその内心が読めない所があり、ただただ善良な人物でないことも伺えます。(そもそもガンダム作品で「聖人」と呼べる人物は殆どいません。)
因みに旧型のデミトレーナーをチュチュ専用にカスタマイズしたり、ボロボロのジャンク品からファラクトにも引けを取らないフライトユニットを作り上げる等、整備の腕前は一流と言えます。
「やっぱり君、さいっこうにミステリアスだね」
②連絡役
作中ではスレッタに真っ先に声をかけその後も彼女に何かと手助けを行い、地球寮にまで誘います。そしてエアリアルに関しても上述するフライトユニットを作り上げる等、積極的に彼女に協力することになります。
ただシャディクとの密かな関わりや兵器に対するスタンスについては歯切れが悪くなる等、どこか不穏な空気を感じさせてもいました。
そして彼女の素性が明らかに。彼女はアーシアンの孤児であり本来アスティカシア学園に行けるようなコネも持ち合わせていませんでしたが、「プリンス」と呼ばれる人物が用意したダミー企業の推薦で入学する事に成功。その対価として「プリンス」と「自身の後見人」と定期的に繋ぐ連絡役としての役割を与えられるようになりましたが、その後見人は「フォルドの夜明け」のリーダー、ナジ・ゲオル・ヒジャ。
彼女は何も知らないままテロリストの片棒を担がされ巻き込まれる事になり、プラント・クエタ襲撃時には仲間共々狙われますが、咄嗟にフォルドの夜明けに信号を送り危機を脱するも地球寮長マルタンに一部始終を目撃されることになります。
「死にたくなくて必死に救援信号を送っただけ それだけだから」
③地球と宇宙の架け橋に
彼女の夢は「地球と宇宙の架け橋になる」事でした。しかしその想いをテロリストに利用されることになり、ニカは身の正体について明かすかどうか苦悩し揺らいでいました。そしてソフィとノレアが転入し彼女たちも「プリンス」(シャディク)の子飼いであることが判るとこれ以上揉め事に巻き込まれたくないと懇願するも口封じの為殺害されそうになります。
「不幸をばらまくだけじゃ、アーシアンの声なんか誰も聞いてくれないよ こんなやり方、間違ってる!」
運よくスレッタに助けられるもその後シャディクによって拘束。ノレアに執拗な暴力を受けるも彼女達のやり方を否定。自分がもう被害者の振りをしていられないことや、目的は正しくても手段は間違えたくないと考えを固めます。
「私、決めたんです」
「もう被害者のフリしていられないって」
「目的が正しくても、手段は間違えたくありません!」
後に5号も転がり込んで何かと不思議な関係性になるも、シャディクの意向もあり自由の身に。地球寮の面々と再会を果たしチュチュに詰め寄られるもののマルタンが制止し整備士として学園防衛に貢献します。
その後は事が収まった際は自身の夢や自首して罪を償うことを仲間に話し和解。地球寮に戻って学園の復旧作業やそれに伴う生徒への配給などを手伝っていましたが、クワイエット・ゼロ事件が勃発。
「ちゃんと自首して、償って、そしたら今度は自分の力で学校に通う」
「地球と宇宙の架け橋になるって夢、諦めたくないから」
彼女も他の仲間と共にクワイエット・ゼロ攻略戦に参加。有人式コクピットに換装したデミバーディングのバオリパックに乗り、騒動解決に大きく貢献します、
騒動の終結後は宣言通り自首したようで、エピローグでは刑期を終えて出所した彼女を旧地球寮のメンバーが温かく出迎えたシーンから始まることになります。
では
【ニカ・ナナウラ】機動戦士ガンダム 水星の魔女 ふわコロりん
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