今回は主要欧州リーグの2024～2025シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
第9回目は「バイエルン」です。
主な加入選手
伊藤（←シュツットガルド）
スタニシッチ（←レバークーゼン）
オリーセ（←クリスタルパレス）
パリーニャ（←フルハム）
主な放出選手
デリフト（→マンチェスターユナイテッド）
マズラウィ（→マンチェスターユナイテッド）
シュポ＝モティング（→フリー ）
基本フォーメーション
新シーズンの目標
3冠
新シーズンのノルマ
リーグ4位以内
チャンピオンズリーグベスト8
①最終ラインのリーダーの獲得は失敗に
昨シーズンの世界屈指のストライカーであるケインを獲得したバイエルンですが、ブンデスリーガではレバークーゼンに無敗優勝を決められチャンピオンズリーグではレアルマドリードに屈しまさかの無冠。
ブンデスリーガ11連覇も途絶え屈辱的なシーズンとなったバイエルンですが、オフにシュツットガルトの守備の中心であった伊藤洋輝、クリスタルパレスの崩しの切り札であったオリーセを争奪戦の末獲得、そしてかねてから狙っていた優秀な「リンクマン」パリーニャを獲得と順調な強化を続けていましたが、一番の課題であった最終ラインのリーダーの獲得は難航。第一ターゲット出会ったターの獲得に失敗し、最もリーダータイプに近かったデ・リフトを放出する等やや不可解な移籍劇を展開。さらに伊藤が骨折で長期離脱が決まる等、コンパニ新監督の船出は非常に不安なものとなりました。
②ビルドアップはかなり改善傾向に向かったものの
しかしブンデスリーガでは4連勝を果たし順調なスタートを切ることに。特にコンパニ監督が志向するビルドアップではキミッヒがゲーム状況によりポジションを変え、時には3バック化し時には2-3-5のような布陣になる等豊富な型を披露。ゲレイロの偽サイドバックも機能しておりビルドアップはかなり改善傾向に向かったと思います。
一方守備面では変わらず不安定な部分を露呈。特にカバーリングの意識が低く幾度となく裏を突かれ決定機を作られる事に。開幕前から叫ばれていたセンターバック問題は未だ解決の糸口は作れずにいます。
③いかに不安定な守備を改善させるか
そんな中でも前線は欧州でも屈指の破壊力を誇り、ブンデスリーガでは4試合で16得点、チャンピオンズリーグではディナモ・ザグレブ相手に9得点を挙げ大勝。正直強豪相手には脆さを見せそうですがその爆発力は本物で、今シーズンもやや打ち合いの展開が多くなりそうです。
佳境に向かうであろう年明けまでにいかに不安定な守備を改善させるか、3バックの起用も含めコンパニ監督の手腕に注目です。
後ろが不安定ながらもその爆発力を武器に勝利を積み重ねるバイエルン。ケインの無冠に終止符が打たれるかも含めその戦いぶりに今後も注目していきたいです。
では
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