今回は阪神タイガースから退団が決まった北條史也選手について書いていきます。
①高卒4年目で飛躍
北条選手は光星学院高等学校のレギュラーとして出場した選手権大会(甲子園)で活躍し、清原氏と並んで史上最多の通算29打点を記録する等一躍注目を浴びました。
そして2012年のドラフト2位で阪神に入団。当時は1位の藤浪投手と共に中々若手の台頭が無かったチームにおいて希望の星となります。
その後3年間は下積みの期間に入るも、2016年の金本監督就任の「超改革」の一員として注目されると、オープン戦でも結果を残し開幕を1軍で始めることとなります。
するとシーズン当初は代打や代走での出場が多かったものの、二塁手や三塁手として徐々にレギュラーとしての出場機会を増やすと鳥谷選手の不振により遊撃手として出場することに。
守備ではまだまだ粗さは目立っていたものの勝負強い打撃を見せシーズンを通して1軍に帯同。最終的に球団4人目となる高卒4年目で100安打を記録。将来の軸として期待されていました。
②レギュラーを掴みかけた際の大怪我
しかし翌シーズンは鳥谷選手との遊撃手争いに勝つもオープン戦から打撃不振に陥り、糸原選手、大和選手に定位置を奪われる事に。巨人戦ではプロ初の2本塁打を放つ等散発的な活躍はあったものの、シーズンを通して活躍は出来ず成績が軒並み低下。
さらに2018年には開幕を2軍でスタート、その後も1軍と2軍を行き帰りする等低調な時期が続きます。
しかし6月後半に再び1軍登録されると、打率が一時期4割を超える等絶好調になりレギュラーとして活躍。再び定位置を掴むかと思われましたが、9月14日のヤクルト戦でゴロのダイビングキャッチを行うも左肩を強打。そのまま担架に運ばれると翌日亜脱臼と診断され長期離脱を余儀なくされるとそのままシーズン終了。
それでも翌年はシーズン終盤に大爆発して救世主的な働きを披露しクライマックスシリーズのDeNAでは1試合5打点の大暴れ、復調を印象付けました。
ただ2020年からは再び不振に陥り2021年には手術も経験。そして今シーズンは一度も1軍に呼ばれることなく戦力外通告を受ける事となりました。
③チームの元気印兼曲者として活躍
北条選手と言えばやはりその打撃センスの高さで、大舞台になればなる程力を発揮出来るその勝負強さや相手に与える嫌らしさで度々「曲者」と評されました。
またベンチに座っても最後まで声を張り上げるそのムードメーカーぶりも際立ち、チームの元気印として欠かせない存在にもなっていました。
それだけに2018年に負ってしまった肩の大怪我は残念であり、「怪我さえ無ければ、、、」と思ってしまう選手の一人になってしまいました。
今後は現役続行を希望しており、北条選手の今後の進路にも注目です。多くの感動をありがとうございました。
では
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