※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「護廷十三隊侵軍篇」について書いていきます。
①死神の力を失うプロセス
本編は「破面篇」の後のアニメオリジナルストーリーとなっており、一護が「最後の月牙天衝」の反動により死神の力を失うプロセスが段階的に表現されています。
物語は駐車場に倒れていた謎の少女「九条望実」をコンが拾ったことで始まり、彼女を執拗に狙う「因幡影狼佐」と一護達は対峙することになります。
そんな中一護は不安定になり失われつつ霊圧を感じながらも最後まで戦い抜くことを決意。最後も無茶をして虚と戦いながら失うことになり、ついに限界に。
篇最終話ではルキアに原作通り「ありがとう」と言い残し霊圧を完全に失うこととなります。
原作では描かれなかった霊圧を失う過程とその心情。それを見事に表した篇と言えます。
そしてもう一つの見どころとして、護廷十三隊(霊骸)vs護廷十三隊が見られるということです。
いきなりオープニングで護廷十三隊が戦いあう姿が見られ衝撃を受けましたが(当時は護廷十三隊最強トーナメント開催かと思っていました。)、本篇では3隊長(浮竹、京楽、卯ノ花)vs元柳斎、日番谷vs白哉、砕蜂vs狛村等原作では見られそうもない戦いが実現。
さらに本人同士の戦いも見る事が出来、特に大前田vs大前田は違う意味でも見所満載。
また一部を除いて本体と言動や容貌は一緒(偽物は眼が青く光ります。)でいずれも好戦的であり、躊躇なく「風死」を使いこなす檜佐木や、斬魄刀が大幅強化された吉良等、副隊長クラスでも活躍の場は多く設けられています。
因みに元柳斎の霊骸は流石に用意できず(強化型流刃若火で暴れ回られると尸魂界自体が終わります。)、何とかバランスは取られています。
③改造魂魄
この作品のテーマの一つになっているのは「改造魂魄(モッドソウル)」。
かつて「スピアヘッド計画」という企画の下、戦闘面において死神を守る目的で生産された魂魄ですが、死人を戦闘の道具として使う非道な思想や改造魂魄の能力を自由に扱えるという事が危険と判断され廃止、永久凍結されます。
しかし改造魂魄を開発した由嶌欧許はその情報を特殊な霊圧に封じ込め、断界に放り込み自らも人格を二つに分け逃がすことに。
そしてその片割である因幡影狼佐が九条望実を求める事で物語が始まる事に。
同じ改造魂魄であるコンと九条望実、彼らのやり取りは当初は微笑まししいものの九条の正体が分かる終盤は何とも切ないものとなり、最終的には別れを経験することに。
原作序盤でギャグ要因ではあるものの、シビアな一面を持つコンが再びスポットライトを浴びた篇ともなりました。
「こうして生まれてきたんだよ!自由に生きて自由に死ぬ権利ぐらいあるハズじゃねぇか!!虫だろーが人間だろーが…オレたちだって…同じだ。」
では
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