※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「護廷十三隊侵軍篇」のキャラ「因幡影狼佐」について書いていきます。
①慇懃無礼
護廷十三隊十二番隊第七席及び技術開発局断界研究科課長の見た目は初老の男性。
別世界ではライバルの息子の良き師匠となり、彼の子供の面倒も見ています。
普段は腰の低い人物だが本性は慇懃無礼で、隊長であるマユリを尊敬していると言いながらも能力は自分が上と豪語する等、傲岸不遜な性格をしています。ただ霊骸と本物のマユリを見抜けず疋殺地蔵を喰らう等、自身の実力を過信し過ぎる所もあります。
しかし戦闘力は七席とは言えない程高く、不安定な状態とはいえ虚化状態の一護の月牙天衝を打ち消す程の力の持ち主。また洞察力、戦術面にも優れ後述する斬魄刀の能力を考えても隊長格と言っても過言ではない実力を擁しています。
そして作中では護廷十三隊隊長達の霊骸を密かに作り尸魂界に反乱を起こすことになり、今篇の最大の敵キャラと言える存在です。
因みに死神大図鑑では暴走しがちな女性キャラの良きツッコミ役を演じてくれています。
「やれやれ……付き合いきれん」
②片割れに執拗に追う
実は自身は改造魂魄でオリジナルは由嶌欧許(ゆしま おうこ)と言う人物。
かつて十二番隊で改造魂魄を開発するものの計画が凍結。改造魂魄に関する情報を特殊な霊圧に封じ込め断界に送り込み、由嶌欧許は二つの霊骸に自身の人格を分け植物状態になり幽閉される事となりました。
そして由嶌欧許の人格を強く引き継いだ霊骸が影狼佐となり、自分を認めなかった尸魂界を破壊する為に望実を狙うこととなります。
その後一護や護廷十三隊と度々交戦するも、空間ごと切り取った自身の複写で不意を突き望実と融合。斬魄刀の力で周りを圧倒するものの、一護渾身の逆手持ち零距離月牙天衝の直撃を受け負傷し激昂。
「お前が倒した私は、私の複写に過ぎない」
怒りに任せて自分もろとも尸魂界を破壊しようとするも望実の精神的な抵抗や誇りを失っていなかった霊骸隊長格に邪魔をされ、最後は一護との一騎打ちに敗れ望実と分裂。自身の過ちを認め消滅することとなりました。
③カット&ペースト
斬魄刀は「來空(らいくう)」で、解号は「狂え~」。
普段は杖ですが能力解放と共に両刃形態に変化し、刀を右回転させることで切り取った空間そのものを記憶させ、左回転させてその空間を自在に復元して操る能力を持っています。所謂「カット&ペースト」のような能力で、
・相手が放った攻撃を空間ごと切り取ってそのまま相手に返す
・切り取った空間を利用して相手の後ろに回り込む
・自分が今いる空間を切り取って複写してダミーとして使用する
等多種多様な使い分けを行い戦います。
しかし霊圧消費が非常に激しい上に相手に刀を触れられている間は能力行使が出来ず、虚の能力が制御できないという欠点を持ち、一護との相性は決して良くはありません。ただ本体である由嶌欧許の「墨月暈(すみつきがさ)」(解号は「滾(たぎ)れ」)は望実の斬魄刀「退紅時雨」が合わさった能力になり、弱点だった霊圧消費の激しさを克服。相手が放った攻撃をほぼ無限に吸収(覇錠空蔾 はじょうくうり)し、かつ際限なく跳ね返す(連斬・覇錠空蔾 れんざん・はじょうくうり)というトンデモ能力を擁しますが一護との相性の悪さは変わらず、最終的には彼に敗れる事となります。
小説ではマユリがその能力を高く評する等優秀な人物であった由嶌欧許。それだけに尸魂界に反乱を仕掛けたのは残念でならないです。
では
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