今回は5大リーグ以外の欧州各国リーグの現在の立ち位置について書いていきます。
5回目は「トルコ スュペル・リグ」です。
①3強を中心に新興勢力も
トルコ スュペル・リグは1959年に開催された比較的新しいリーグで、ガラタサライ(22回)、フェネルバフチェ(19回)、ベジクタシュ(16回)の3強を中心に歴史を積み重ねていました。
さらに近年ではイスタンブール・バシャクシェヒルのような新興勢力や、トラブゾンスポルのような古豪が復権の狼煙を上げる等3強以外にも強さを見せるクラブもあり、非常に興味深いリーグとなっています。
因みにこの3強はトルコ最大の都市イスタンブールに本拠地を置き激しいライバル関係であり、特にガラタサライとフェネルバフチェとのダービーはクタラララス・デルビ(大陸間ダービー)として知られており、世界でも最大級のダービーとして見なされています。(同時に熱すぎるが故に危険な事でも有名です。)
②もう一花咲かせたい選手達が集まる
このリーグの欧州での特徴は「もう一花咲かせたい選手達が集まる」事が挙げられます。
年齢や衰えなどによりビッグクラブをお払い箱になった選手や不振に苦しんでいるスター選手などが集まる傾向にあり、毎年のようにビッグネームがトルコに訪れます。
その大きな要因として
・移籍市場の閉幕が遅い(他リーグよりも1週間ぐらい遅く閉幕します。)ので契約面で揉める等諸事情で移籍出来なかった選手が移りやすい。
・欧州カップ戦に出場しやすい
事が挙げられ、特に欧州カップ戦で活躍出来るチャンスを与えられるのは非常に大きく、多くの選手がキャリアのやり直しの地としてトルコを選んでいます。
今シーズンも
・メルテンス、トレイラ、ザニオーロ、イカルディ(ガラタサライ)
・マイヤー、エネル・バレンシア、バチュアイ(フェネルバフチェ)
・ゲザル、デレ・アリ、レドモンド(ベジクタシュ)
等多くのスター選手がトルコに新天地を求め、自身の価値を再度示す為にプレーしています。
また日本でも香川(ベジクタシュ)や稲本、長友(ガラタサライ)等がプレーしており、今年は中島(アンタルヤスポル)等がプレーしています。
③厳しい欧州での戦い
ただ欧州カップ戦ではガラタサライのUEFAカップ優勝(1999-2000)を最後に主要タイトルを獲得出来ずにいます。
特にチャンピオンズリーグでは非常に苦戦しており、直近で決勝トーナメント進出を果たしたのは2016-2017シーズンのガラタサライが最後で、UEFAカントリーランキングでも20位前後とそのクラブや選手達のネームバリューを考えたら予想外とも言える位置に付けています。
あくまで国内リーグ優先の各クラブ事情もありますが、今後は欧州でも実績を挙げないとリーグ全体が苦しむ可能性が高い(欧州カップ戦の枠が減る)ので奮起に期待したいです。
スター選手の再起の場として欧州で確かな地位を築いているトルコリーグ。今後もその動向に注目です。
では
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