※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「新隊長天貝篇」のキャラ「天貝繍助」について書いていきます。
①部下想いの優秀な人物
アニメオリジナルエピソード「新隊長天貝篇」で、ギンが離反した後に護廷十三隊三番隊隊長に就任した人物で、藍色の髪を持ち、無精髭を生やした優男です。
これまで数百年の間虚討伐に出向いていた為、殆ど人柄や実力を知られておらず、その風貌が頼りなかったのも相まって当初は隊員に信用されていなかったものの、隊長が裏切ったことで失われた三番隊の信頼を回復させる為に
・進んで雑用を引き受けたり集団戦の訓練を行い隊の底上げを図る
・合同演習において見事な指揮を行い、疑似メノスの集団を掃討する
事で徐々に隊士達の信頼を勝ち得ていきます。
また非常に部下思いで協調性を何よりも重んじ、隊の結束が弱いことを見抜くと隊舎集会で意見する等、隊長としても優秀な人物でもあります。
「でもこれだけは言っておく。俺は隊長である限り君たちを必ず守る。それが隊長の仕事だからな。」
因みに酒に非常に弱く、盃一杯飲んだだけで酔い潰れて寝込んでしまうほどの下戸であり、京楽、浮竹のもとへ相談に出向いた際は匂いだけで酔い潰れています。
②元柳斎への復讐
作中では前述したように三番隊を掌握後、霞大路家のお家騒動で部下の貴船理が怪しい動きを見せていた事で一護達に協力。
その後お家騒動の黒幕であったはずの雲井尭覚を斬り、事件は解決かと思いきや彼は瑠璃千代を人質にしてその本性を明らかにします。
「ご苦労だったな、死神代行」
彼はこの騒動の真の黒幕であり、目的は山本元柳斎重國に殺された父・如月秦戉の復讐。
獏爻刀の調査にあたっていた際に元柳斎に斬られ息を引き取った父の復讐の為、そして根源となった獏爻刀を作り出した霞大路家自体も滅ぼす為に隊長まで上り詰めたことを明かします。
そして雲井尭覚を利用し獏爻刀に霊圧を食わせた後は、自らの霊圧に還元。獏爻刀の能力を使用し斬魄刀を封じ元柳斎を追い詰めるものの、駆けつけた一護と対峙。
激しい戦闘を繰り広げていきますが、真実を調査をしていた四楓院夜一から父親が雲井尭覚の策略に嵌り獏爻刀の実験台となり、元柳斎を始末するよう操られたという死の真相を知り、最期は吉良に謝罪と礼を伝え炎に呑まれ自害することになります。
「お前たちと一緒にいた時間、楽しかったぜ。じゃあな」
③炎の貝殻
斬魄刀は「雷火（らいか）」で、解号は「断ち切れ（たちきれ）～」。
解放と同時に刀身の先が鉤爪状となり、柄の底が貝殻の口のような形状に変化し、鉤爪となった部分から火球を飛ばしたり、火炎を放出して攻撃します。
そして卍解は「雷火・業炎殻（らいか・ごうえんかく）」。
柄の部分が巨大な貝殻のような盾となり、その先端に巨大化した雷火の刀身を装備させた形状になり、
・炎を吹き上げさせ、相手を取り囲んで動きを封じる「業炎龍牙（ごうえんりゅうが）」
・業炎龍牙の火炎を一点に放出する「業炎龍牙・焔（ごうえんりゅうが・ほむら）」
・剣先から無数の火球を飛ばす「雷炎弾（らいえんだん）」
を駆使して戦います。また
・剣圧に火炎をのせて撃つ
・地面に突き立てて、無数の火炎の矢を地面から出現させる
等多彩な攻撃も行え、炎版氷輪丸とも言える程の汎用性を持ちます。
さらに相手の斬魄刀を封じる獏爻刀の存在もあり、虚化の能力を持っていた一護がいなければ元柳斎も危なかったと思われます。
最期は自らの浅はかさと不甲斐なさを恥じ自害した天貝。この狂った運命が無かったら尸魂界の歴史に残った隊長として活躍出来たと思われる為、只々残念です。
では
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