今回はフェイエノールト移籍が決定した上田綺世選手について書いていきたいと思います。
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①様々や役割をこなしスケールアップ
上田選手は昨シーズン、ベルギーのサークル・ブルッヘに移籍。
その起用法に注目されましたが、トップ下、センターフォワード起用に併せ、シーズン後半戦では左ウイングに定着。シーズンを通してレギュラーとして活躍し40試合で22ゴールを記録。リーグの得点ランキング2位に付ける等躍進します。
特に2トップ（1トップ下）、ウイングではストライカーとしてオフザボールとシュート精度の高さを生かすと、センターフォワード起用時にはポストプレーを起用にこなしカウンターのフィニッシャーとしてプレー。
様々な役割をこなしフィジカル面でも技術面でもスケールアップした印象が強いです。
②2トップの一角として起用されれば
そんな中オフにオランダのフェイエノールトにクラブ史上最高額の900万€で移籍。
昨シーズンオランダ王者に輝き、かつて小野伸二が在籍し一時代を築いた名門の一員になりました。
ただ気になるのはその起用法。現状チームには昨シーズンエースとして台頭したヒメネスがセンターフォワードのファーストチョイスですが、彼はフィジカルと前への推進力を武器にしており、上田選手とはまた違うタイプの選手。彼との補完性も高く2トップの一角として起用されれば十分活躍出来ると言えます。
そうなるとライバルは同じベルギーリーグから今シーズン加入したステングスになりますが、彼も本質的にはチャンスメーカーである為共存も十分に可能。タイプの違う選手をどのように組み合わせていくかはスロット監督次第となっています。
ただ監督自身は上田選手を当分はヒメネスのサブとして使うと発言。サブとして見込んでクラブ史上最高額で獲得するようなチームはほぼ無く、上田選手への気配りかとは思われますが（それ程移籍金は起用に関して大きな要素となっています。）、言葉通りとなると序列は低くまずは監督の信頼を勝ち取るスタートとなりそうです。
③欧州最高峰の舞台への出場
しかしフェイエノールトは今シーズンチャンピオンズリーグ出場権を獲得。
上田選手本人が言うように欧州最高峰の舞台でプレー出来る事は大きく、さらに試合数も多くなる為必然的にチャンスは多く与えられることになり、出場時間に困る事は無さそうです。
あとはストライカーに必須とも言えるゴールをいかに積み重ねられるか、勿論代表の序列にも大きく関係してくるので注目です。
2001-2002シーズン、大先輩の小野選手は加入後すぐにフィットしUEFAカップ優勝に大きく貢献。流石にチャンピオンズリーグ優勝は難しいとしてもオランダでは勿論の事、欧州の舞台でもインパクトを与える活躍を上田選手には期待していきたいです。
では
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