直近3連勝を飾り勢いを取り戻しつつあるバイエルンですが、相手はチャンピオンズリーグ出場権を確かにしたいライプツィヒ。リーグ優勝の為には最大の壁となってきそうです。
ということで先日行われたブンデスリーガ33節、バイエルンvsライプツィヒの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
バイエルンはミュラーを0トップにした守備4-4-1-1の4-2-3-1、対するライプツィヒは守備4-4-2の4-2-2-2を採用していました。
試合は守備時の同サイド圧縮&ショートカウンター、そしてビルドアップではカンセロをフリーマンとして振る舞わせボールを保持。カンセロ、ミュラーを中心に次々とチャンスを作っていくと、その二人の連携から出されたパスをハーフスペースで受けたニャブリが見事にニアサイドにシュートを突き刺し先制点を挙げます。
さらにバイエルンは攻勢を強めるも中々得点には至らずにいると、ライプツィヒもカウンターで応戦。ショボスライやエンクンクがシュートを放つもバイエルンGKゾマーの好セーブに阻まれ同点には追いつけず前半を終えます。
後半
後半バイエルンはブロック守備をベースに切り替えるとライプツィヒがボールを保持する時間が増えます。そしてバイエルンはドリブル突破、ライプツィヒは中央突破でチャンスを作ろうとするも共に得点には結びつかなかったものの、ライプツィヒはコーナーキックのこぼれ球からのカウンターから最後はライマーが押し込んで同点にします。
さらにバイエルンは焦りを見せたのか守備の連係にほころびが生まれスペースを突かれると、ペナルティエリアに侵入したエンクンクが倒されPKを奪取。それをエンクンクが自ら決め逆転に成功すると、コーナーキックからバイエルンのマズラウィが痛恨のハンドを犯してしまい再びPKのチャンスを得てショボスライが決め勝負あり。
バイエルンは焦りを見せ、ミスを連発しそのまま試合終了。
ライプツィヒがチャンピオンズリーグ出場権を確定される会心の勝利を挙げました。
総評
バイエルンは痛恨とも言える敗戦。前半30分過ぎぐらいまではミュラーの作ったスペースにニャブリ、ムシアラが飛び込む0トップが機能するも、後半からは全体的に動きに乏しく守備に追われる事になりました。そして機能性が失われたままカウンターで同点に追い付かれると、瞬く間に守備陣はバタつき始めPK2つを献上。改めて守備陣のリーダー不足を痛感させる試合となりました。
そんな中でもミュラーは攻守のつなぎ役として懸命にプレー。チームが機能不全に陥った際も奮闘を見せていました。
対するライプツィヒは後半に逆転しての勝利し、チャンピオンズリーグ出場権を確かなものとしました。
しつこいほど中央突破に固執するスタイルはリスクが高いものの、この試合では強引にこじ開けPKを奪取、ショボスライ、ダニ・オルモ、エンクンクの3人は高度な技術と突破力で攻撃を彩りました。
ただ奮闘を見せた守備陣の活躍は見逃せず、ライマーは体を張った守備やインターセプトでバイエルンの攻撃の防波堤になると的確な散らしで攻撃もリード、さらに得点も挙げる等絶大な存在感を発揮し、勝利に大きく貢献しました。今シーズン最後に契約が満了する選手でもあるので、今後の動きも気になる所です。(バイエルンが有力です。)
機能不全を起こし痛恨の敗北を喫したバイエルン。絶対王者が遂に瀬戸際まで追い込まれることになりました。
では
![]() |
アディダス(adidas)(メンズ)FCバイエルン Condivo 22 トレーニングジャージー WR250-HB0621
|
![]() |
|