ゾマリ・ルルー～陶酔～【BLEACH】破面篇

※ネタバレ有り

今回はアニメBLEACHのストーリー「破面篇」のキャラ「ゾマリ・ルルー」について書いていきます。

①陶酔

十刃のメンバーで、坊主頭で仮面の名残である頭の棘と首飾り、髑髏のイヤリングを身に付けている黒人風の男です。

別世界では同じく坊主頭の神羅カンパニー総務部調査課に勤めています。

厳格な雰囲気を醸し出す冷静沈着な言動を行い、敵である白哉に対しても「同格」と見なし敬意を払います。しかしその真は藍染にすっかり心酔し非常にプライドの高い性格をしており、激昂するとため口になり戦闘では卑劣な戦法を取るのも厭わないです。

「同情しますよ　知恵が浅いと解せない事が多くてお辛いでしょう。」

また首を落とさない限りは死を確認するすべはないという厳しい考えを持っており、自己評価が高いこと以外は戦闘では真っ当な考えを持っています。

その様子から藍染によって上手く「陶酔」させられており、（自身が特別な存在であると自信を与えられて上記のような冷静沈着な言動が作り上げられたと考えられます。）彼がいかに人を操りまとめ上げるのが得意なことが分かります。

②相性最悪の相手

作中ではアーロニーロを倒したものの重傷を負ったルキアに止めを刺そうとしますが、白哉に阻まれて対峙。対面時には自ら名を名乗って白哉に素性を問うが、彼には自身を軽んじられその不遜を磨り潰す為斬魄刀を解放します。

そして自身の能力「愛（アモール）」で白哉の左足・左手の半身を使い物にならなくするも彼は冷静さを失わず、意識を失っていたルキアを操り花太郎を襲撃させ、人質に捕ります。

ただその行動が白哉の逆鱗に触れ、縛道の六十一「六杖光牢」によりルキアの動きを止められ自害を阻止され、さらには50か所以上を支配できる「愛（アモール）」は白哉の卍解「千本桜景厳」の数億とも言われる刃を止められることは出来ず、満身創痍に。

最期は戦闘をやめ虚代表として白哉に訴えるものの、彼からは見当違いとされ（あくまでルキアに刃を向けたことが要因）激昂。一刀のもとに切り伏せられ、「藍染様万歳」を叫びながら消滅することとなりました。

「貴様らは神にでもなったつもりか！！」

他の十刃に比べて活躍の場は少なかったのは能力、性格共に相性が最悪の相手に出会ってしまったことで、やや不遇なキャラとなっています。

③最速とは嚙み合わないその能力

帰刃は「呪眼僧伽（ブルヘリア）」で、解号は「鎮まれ～」。

解放すると全身が白いスーツに包まれ体中に無数の眼球が蠢く不気味な姿へと変貌を遂げ、その目で見つめたものの支配権を奪う能力「愛（アモール）」を使い戦闘を行います。

しかし操れるのは脚や腕等身体の一部の部位のみで（頭であれば全身を制御出来ます。）白哉の千本桜景厳とは相性が絶望に悪く、さらに十刃最速と言っていた破面の高速移動術「響転（ソニード）」とも噛み合っていない（噛み合わせようとしていないとも言えます。）為本領を発揮出来ず敢え無く敗北することとなりました。

その不気味な存在からか注目されていたものの、限定的な活躍に終わったやや残念なキャラであると言えます。

では

きちのうすめ雑記