今回はチェルシー所属のエンソ・フェルナンデス選手について書いていきたいと思います。
経歴
エンソ選手はアルゼンチンの名門リーベルプレートの下部組織出身で、2020年にトップチームでデビュー。
その後デフェンサ・イ・フスティシアでのレンタル移籍を経て、復帰後の2021-2022シーズンでは公式戦で19試合に出場し9ゴール5アシストを記録する等ブレイクし、2022年夏にポルトガルの名門ベンフィカに移籍します。
新天地でも即座にフィットしレギュラーとして活躍していましたが、ターニングポイントとなったのはカタールW杯。
この大会でエンソ選手は当初は途中出場に留まっていたたものの(それでもメキシコ戦ではゴールを記録しました。)、グループリーグ最終節のポーランド戦でスタメン起用されると、アシストを記録する等素晴らしいパフォーマンスを披露。その後はアンカーやダブルボランチの一角として活躍しW杯制覇に大きく貢献。大会最優秀若手選手に選ばれます。
するとその活躍も評価していたビッグクラブが関心を示すと、ベンフィカの徹底抗戦もあり移籍期間最終日にプレミアリーグ史上最高額の1億2100万€でチェルシーへの移籍が決定。欧州進出後僅か半年でメガクラブへの挑戦権を得ることとなりました。
①優れたボール奪取力と精度の高いロングパス
エンソ選手の特長は優れたボール奪取力と精度の高いロングパスです。
危機察知能力が高く体幹が強い為、地上戦での1対1のデュエルは勿論の事、死角からボールを掻っ攫ってしまう等優れたボール奪取力を誇ります。
またビルドアップでもセンターバック間やサイドバックの位置まで降りて参加しつつ良質なパスでゲームメイクを行い司令塔としても機能します。
特にロングパスの精度はピカイチで、サイドチェンジのボールは寸分狂わず相手の足元や危険なエリアへボールを送り込むことが出来ます。
またそのキック精度を生かしたシュートも威力が高く、W杯メキシコ戦でのゴールは彼の高い能力を見事に表したゴールと言えます。
②司令塔としてのポジショニング
ただ反面ビルドアップ時でのポジショニングには課題があり、降りすぎて逆にパスコースを塞いでしまう場面が見受けられます。
特にアンカー起用でビルドアップの起点として大きな役割を担い一人で周りを動かすにはまだ怖い部分があり(W杯ではマック・アリスターやメッシに大きく助けられた部分があります。)、現状ではダブルボランチの一角として起用するのが彼の能力を最も生かす起用法であると言えます。
③瞬く間に攻守の軸に
現状チェルシーは苦しい状況にあり多くの選手も加わった為、チームは一からの組織構築に迫られています。またエンソ選手も個で流れを変えられるような選手では無く、相場の倍以上の移籍金の高さもあり(W杯後でも評価額は5500万€程と見なされています。)、かなりのプレッシャーがかかると思われます。
ただ新天地ではチームの調子が上向かない中、瞬く間にフィットして高パフォーマンスを披露。加入後先発した全ての試合でフル出場する等、ポッター監督の信頼も見事に勝ち取っています。
またコバチッチ、カンテが怪我がちで、ロフタス・チーク、ギャラガーは他ポジションに適性がある為エンソ選手にかかる期待は大きく、プレースタイルこそは違うものの前司令塔のジョルジーニョのような存在感を発揮してくれることを願います。
超高額とも言える移籍金から期待の高さを見られるエンソ選手。このプレッシャーを跳ね返す活躍を見せられるか、今後のプレーに注目です。
では
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