※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「破面篇」について書いていきます。
①最大の長編
破面篇は本作最大とも言える長篇であり、物語の軸となっている話となっています。
原作では28巻、240話に渡り展開されており、
・仮面の軍勢(ヴァイザード)の登場と織姫の離脱を描いた「破面出現篇」
・織姫救出の為に虚圏(ウェコムンド)侵入した一護達の戦いを描いた「虚圏突入篇」
・技術開発局の創設、仮面の軍勢(ヴァイザード)の誕生を描いた「過去篇」
・レプリカの空座町で行われた全勢力の激しい戦いを描いた「空座決戦篇」
に主に分かれており、アニメでは原作の進行状況を考えてか
・メノスの森篇
・新隊長天貝繍助篇
・斬魄刀異聞篇
が特別編として盛り込まれており、完結するまでは実に4年の歳月をかけることになります。
ただ単に長いだけでなく現世での日番谷隊の様子が描かれる等、アニメオリジナルも余り飽きないように工夫はされています。(それでもかなりの長さではありますが、、、)
②チート要素の消失
この篇を面白くした大きな要素が「井上織姫の離脱」です。
彼女の能力「双天帰盾」は息がある限り傷の回復は勿論の事、霊圧や欠損した箇所も復活させてしまう所謂「チート能力」となっており、彼女が戦場にいることは読者にとっては安心材料となってしまう部分がありました。
その為彼女を離脱、そして戦いから遠ざけることで不安要素を大きくして物語の臨場感、緊張感を維持。特に多くの犠牲者が出ることが予想された空座決戦篇では大きな効果をもたらしました。
因みに彼女が攫われた理由は何とも言えないもので、単に彼女を外したシチュエーションを作りたかったものだと考えられます。
③何…だと…
そして戦闘ではバトル漫画の鉄則が多々用いられており物語を彩っています。
基本先鋒が苦戦→強力な味方が援護→敵が更に強化→味方が切り札を発動し撃破
という流れになっていますが、特筆すべきはその演出面。特にノイトラ戦、ザエルアポロ戦、アヨン戦、バラガン戦ではその傾向が強く、さらに出てくるキャラの濃さもあり非常にインパクトの残る内容となっています。
またBLEACH屈指の名言である「何…だと…」も作中では多用されており、特に一護vsウルキオラは必見です。
その長さや引き延ばし方に賛否両論はあれども、久保先生の言葉選びやネーミングセンスが存分に生かされたと言える「破面篇」。間違いなく作品を代表する篇となっています。
では
![]() |
【楽天ブックス限定先着特典 先着特典】BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇【通常版】【Blu-ray】(ミニ屏風 名場面A4クリアファイル) [ 久保帯人 ]
|
![]() |
|