今回は今シーズン限りで現役を引退したゴンサロ・イグアイン選手について書いていきます。
経歴
イグアイン選手はリーベル・プレートの下部組織に入団後、2005年にトップチームデビュー。ボカとのスーペルクラシコで2得点を挙げる等一気に注目度を浴びます。
するとその才能に注目したレアルマドリード(スペイン)に1200万€で移籍。当初はウイング、トップ下のサブとして出場するも、2007-2008シーズンにはロビーニョからレギュラーを奪いスタメンに定着。翌シーズンにはファン・ニステルローイの長期離脱によりセンターフォワードとして起用され、22得点を挙げチームの得点源となります。
しかし2009-2010シーズンにクリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマが加入すると、特にベンゼマと激しいポジション争いを繰り広げます。しかし最大の得点源となったロナウドとの相性、そして自身の怪我もあり徐々に出場機会を減らすと、2011-2012シーズンにはベンチを温めることが多くなり、翌シーズンに出場機会を求めナポリに移籍します。
すると中軸として添えられ得点能力だけではなく相手を生かすプレーも出始めると、2015-2016シーズンにはセリエAの得点記録を66年ぶりに更新する36ゴールを記録。しかしタイトルには恵まれなかった為、その翌シーズン9000万€でユベントスに移籍します。
しかし初年度こそは活躍したものの徐々にパフォーマンスを落とすと、2018-2019シーズンにはクリスティアーノ・ロナウドが加入した為ACミランにレンタル移籍。それでも満足のいくパフォーマンスを見せられずチェルシー、ユベントスとチームを渡り歩き、2020年にはインテル・マイアミ(アメリカ)に移籍。そこで3シーズンを過ごし現役を終えることとなりました。
アルゼンチン代表としては2009年にデビュー。3度のW杯出場を果たす等長らく活躍しました。
①的確な判断力と圧倒的なシュート技術
イグアイン選手の特長は的確な判断力と圧倒的なシュート技術です。
スピード、パワー共にワールドクラスとは言えないながら的確な判断力を持ち合わせて、ゴールを可能とするシュートコースを自ら作り出すことが出来ます。また飛び出しのタイミングも的確で、相手の逆を常に取り続けあっという間にゴールを陥れてしまいます。
更に圧倒的なシュート技術を持っており、特にワンタッチゴールの精度が非常に高く、またシュートレンジも広く両足で強烈なシュートを放てる為、フィニッシュワークの多彩さも武器になっている選手です。
得点することに置いては他の追随を許さない。総合力が非常に高いFWと言えます。
②プレースタイルの変化と進化
ただそのプレースタイルは若い頃から培ってきたわけではなく、レアルマドリード移籍当初はトップ下やウイングで使われる等セカンドストライカーの役割を得意とする選手でした。またセンターフォワードとして起用されていた時期もワンタッチゴーラーとしての印象が強いです。
ただナポリでは完全にセンターフォワードとして固定されると、サッリ監督のサッカーの仕上げ役としてゴールを奪える環境に集中できると共に、ポストプレーやビルドアップ面での仕事が増える等プレーの幅を広げ万能型のセンターフォワードに。
ユベントスでもそのポストワークは光り、前線の基準点としても機能。ただ守備にはあまり熱心ではなかった為、クリスティアーノ・ロナウドとのコンビはチームとしては余り機能しませんでした。
③ラストマッチ後の涙
欧州から離れてMLSでプレーを続けていたイグアイン選手ですが、2022年シーズン限りの引退を決意。ラストマッチ後には涙を流しながらフィールドを後にしました。
キャリアを通して364ゴール。自らのプレースタイルをチームのスタイルに変幻自在に変えてゴールを奪い続けたストライカーは17年半のキャリアに幕を閉じました。
引退後は若手選手のメンタルヘルスのコーチになることを検討中とのことで、今後もサッカーに関わる仕事に就く事を示唆しており、何年後かはワールドカップやチャンピオンズリーグに出場するチームでコーチとしてフィールドに姿を現すのかも知れません。
イグアイン選手の今後のキャリアが輝かしいものであることを心から願っています。
では
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