きちのうすめ雑記

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ユベントス優勝の要因~「サッリサッカー」の体現は~【サッカー】

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「これで終わり! イタリアチャンピオンだ。2年連続でスクデットを獲れて、この偉大で華麗なクラブの歴史を築き続けることができて、喜びを感じている。」ロナウドの言葉ですがかなり苦しい末の連覇。喜びもひとしおでしょう。

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Getty Images

①「サッリサッカー」の体現

2017-2018シーズン緻密なポジショニングに基づいたパスサッカーで「世界一美しいサッカー」と評されたナポリの監督、サッリ監督がユベントスにやってきました。

チェルシーではある程度の結果を残しながらも内容に不満があり、退団することになりましたが「サッリサッカー」の体現には多くのファンの方が期待していました。

補強も

ブッフォン(←パリSG

デ・リフト(←アヤックス

ダニーロ(←マンチェスターシティ)

デミラル(←サッスオーロ

ラムジー(←アーセナル

ラビオ(←パリSG

イグアイン(←チェルシー

と精力的に行い内容、結果共に求められるスカッドが用意されました。

 

②最適解を見つけられず

しかしサッリ監督のサッカーは緻密なポジショニングを要する為時間がかかるという欠点を持っています。ナポリのサッカーも本格的に開花したのも2年目からであり、やはり前半は組織作りに手こずりました。

前線の組み合わせではイグアインロナウド、ディバラの共存問題、後方ではデ・リフトの起用法(右CBor左CB)など様々な問題が発生し不安定な戦いに終始しました。しかしディバラが絶好調、ボヌッチが健在なので何とか上位に食い込んでいました。

そしてドグラス・コスタの右ウイング起用で守備の担保をすると、ロナウドが爆発、ディバラも調子を崩すことなく前線が活性化、CB問題も左にボヌッチを置くことで解決。

最適解はまだ見つけていないもののタレント力で押し切ることで勝利を積み重ねました。

 

③戦術浸透は来期以降か

後半戦過密日程でコンディションを落として調子が落ちることはありましたが、ラツィオアタランタ戦を無敗で乗り切りそのままフィニッシュ。9連覇を果たしました。

チャンピオンズリーグがまだ残っているとはいえ今シーズンは地盤固めに終始していました。何より攻守のバランスを取るのに苦労している感はあります。

日程を考えて見ても戦術浸透は来期以降かと思います。

そして今はまずチャンピオンズリーグ、リヨン戦に注目です。悲願のCL制覇、ユベントスの戦いはこれからです。

 

では