今回はUEFA EUROヒストリーを書いていきたいと思います。
1回目は「2000年 フランス代表」です。
主な選手&布陣
①攻撃サッカーに転換
ユーロ2000でのフランス代表は優勝候補でありながらW杯優勝後のユーロで優勝したチームが無いジンクスが囁かれていました。
実際エメ・ジャケ監督の後を継いだルメール監督はチームの掌握に苦労し、ロシア、ウクライナと同居した予選で意外な苦戦を強いられます。特にウクライナ戦では共にスコアレスドローと得点力不足に悩まされ、何とか他チームの取りこぼしを無くすことにより予選通過を果たしました。1998年のカウンターを基調としたサッカーが研究されたことにより攻撃に停滞感が漂い、ジダンの閃きに頼るサッカーに限界を感じた監督はサイド攻撃を重視した攻撃サッカーに転換することになります。
そしてその旗頭となったのは若きストライカー陣でした。
②若き「ストライカー」の登場
当時のフランスは若手ストライカーが豊作でした。98年も参加したアンリはアーセナルでヴェンゲル監督の元ストライカーとしての才能を開花させ、代表でもファーストチョイスに選ばれました。そして同じく選ばれたトレゼゲもモナコでゴールマシンぶりを発揮し確かな実績を積んでいました。
そして新たに現れたのがアネルカ、レアルマドリードに移籍してからはトーンダウンするもののその才能は本物で、アンリと定位置を争うことに。
ウイングではボルドーで頭角を表したヴィルトールが台頭。彼らは後にもフランス代表を長い間支えることとなります。
ストライカーが次々に台頭することで攻撃サッカーへの移行は進み、ジダンの負担を軽減させよりワイドにピッチを使ったサッカーが見られることになります。
③史上初の快挙
そして行われた本大会、フランスはオランダ、チェコ、デンマークと同居した死のグループに属しますが、早々に2勝を挙げ無難にグループリーグを突破します。
ベスト8の相手はスペインでしたが後半エースラウールがPKを外す場面もあり、順調に勝ち進みます。
しかし準決勝のポルトガル戦は正に死闘となります。前半にヌーノ・ゴメスのゴールで先制を許しますが、後半にアンリのゴールで同点に追いつきます。試合は延長に突入しますが延長後半、ポルトガルの疑惑のハンドでPKを獲得。ジダンが決めVゴール勝ちを収め決勝に進みます。
そして決勝は神ってるGKトルド要するイタリア。試合は後半10分にデルベッキオのゴールで先制を許します。フランスは終始イタリア守備陣に苦しまされこれで終わりかと思われましたがロスタイムにヴィルトールが起死回生のゴールを挙げ同点。最後は延長前半トレゼゲのゴールデンゴールで試合を決着させ、W杯、ユーロ連覇という史上初の快挙を成し遂げることとなりました。
まさに最強の名を欲しいままにしていたフランス代表。非常に華がありドラマ性のあるチームでした。
では
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