今回は2021年阪神タイガーズのラウル・アルカンタラ投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
24試合 3勝3敗6H 4QS 防御率3.49 WHIP1.16 59.1回 48三振 14四死球
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①日本球界への適応
アルカンタラ投手は入国の関係で大幅にチームに合流するのが遅れましたが、5月16日にガンケル投手の代わりに1軍登録。そして巨人戦に先発し来日初勝利を果たします。しかしその後は日本球界への適応に苦労。特に2巡目以降に捕まることが多く、長いイニングを投げられない時期が続きます。
ただ球質は本物で、ストレートは常時150㎞越えで「強さ」もあり、更に変化球での空振りも取れていて期待が持てる内容でした。
②先発での課題と中継ぎ転向
しかし後半は球種の使い分けやボールゾーンの使い方に課題があり一本調子になる投球は流石に改善されず、ガンケル投手の復帰もありローテション投手としては難しくなります。
そこで首脳陣は「7回を任せる」投手が不足していたので、中継ぎ転向を試みます。するとアルカンタラ投手は当初はやや苦しんだものの見事に適応。後半戦では落ち気味であった及川投手の代わりに7回を任せられると、ロングリリーフも難なくこなし最終的には6Hをマーク。数字的には寂しいながらも及川投手や小川投手、そして岩崎投手と共に、崩壊寸前であった中継ぎ陣を立て直してくれました。
③2年目の慣れと起用法
しかし前シーズンKBO最多勝という実績、そして2億1000万円という高額な年俸に見合った活躍は出来ておらず、新シーズンでは目に見える数字を残す必要があります。
幸い終盤では圧倒的な投球も見せており慣れも見える為、2年目での活躍は期待出来ます。同じような道を通って、2年目に活躍しているガンケル投手の存在も大きなプラスになってくるでしょう。
ただ気になるのはその起用法。現状先発ではガンケル投手、ウィルカーソン投手の先発起用が予想されアルカンタラ投手も先発挑戦を明言している為、激しいローテーション争いが待っています。左腕のチェン投手も含め先発の外国人枠は多くて2枚となっており、場合によっては中継ぎに回らないといけない場合はあるでしょう。
そして現状で最も安心できるのは個人的にはアルカンタラ投手なので、その中継ぎ起用を受け入れられるかがチームの命運を握ると思います。
ドリス、ジョンソン、スアレス等かつて阪神は中継ぎorクローザーでメジャー復帰した選手は多いです。アルカンタラ投手もその系譜になるのか、それとも先発で大活躍してくれるのか、その起用法に注目です。
では
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