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イタリア勢の敗因と今後の展望~自国選手の伸び悩みと資金力の差~【サッカー】

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今回はチャンピオンズリーグで出場した4チーム全てが敗退してしまった「イタリア勢の敗因と今後の展望」について書いていきたいと思います。

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Getty Images

①まさかの敗退

今シーズンチャンピオンズリーググループステージでインテル、ラウンド16でユベントスアタランタラツィオが敗退して出場4チーム全てが敗退したイタリア勢ですが、戦力的にも致し方なかったアタランタ(対戦相手はレアルマドリード)、ラツィオ(対戦相手はバイエルン)に比べてインテルユベントスの敗退は予想外でした。

インテルボルシアMGレアルマドリードと当たる難しいグループ(あと1チームはシャフタール)に組み込まれましたが、結果は1勝3分2敗と勝ち切れず(特にシャフタールに2分は致命的とも言えます)グループリーグ最下位で終えました。コンテ監督とインテルが抱える「チャンピオンズリーグアレルギー」を最後まで払拭することが出来ませんでした。

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そしてセリエA9連覇中の「絶対王者」であるユベントスも、戦力的には格下に当たるポルトに対して1stレグではビルドアップを苦手とするベンタンクールの起点にしたことでその弱点を見事に突かれ失点し敗戦を喫すると、2ndレグではキエーザの奮闘もあったものの相手の6バックの守りを最後まで崩しきることが出来ず、PKとFKで失点を喫しアウェーゴール差で敗退し、ピルロ監督は1stレグの采配ミスを最後まで巻き返すことが出来ませんでした。

イタリア勢がベスト16で全チーム姿を消したのは5年ぶりの屈辱となります。

 

②自国選手の伸び悩みと資金力の差

そのことで現在イタリアの凋落が連日伝えられていますが、そもそもこれまでもイタリアサッカーが力を無くしていたのは以前から顕在化していました。

まず2018年W杯予選、イタリア代表はスウェーデン代表とプレーオフを戦い敗北。ロシアで彼らを見ることはありませんでした。またタレント力だけを見てもネスタカンナヴァーロトッティデル・ピエロ等偉大なカンピオーネ(名手)を要していた2000年代に比べて、キエッリーニボヌッチインモービレヴェラッティ等実力はあるもののどうしても小粒な印象は否めません。

そういった自国選手の伸び悩みはクラブレベルにも派生して、ここ5シーズンでチャンピオンズリーグベスト16を突破したのは

2016-2017シーズン ユベントス(準優勝)

2017-2018シーズン ユベントス(ベスト8)ローマ(ベスト4)

2018-2019シーズン ユベントス(ベスト8)

2019-2020シーズン アタランタ(ベスト8)

ユベントス頼みであったのは否めず、また収入面でもプレミア、ラ・リーガブンデスリーガに後れを取り、2019-2020シーズンの収益で欧州10位にランクインしたのはユベントス(10位)のみと資金面にも差は出ています。

 

③決して悲観すべきではない

しかし決して悲観すべきではありません。まず近年ユベントス1強の構造が崩れてきており、より魅力的なチームが増えてきたことです。特に

・コンテ監督の哲学が浸透しスクデット争いでもリードしているインテル

・組織が整備され、イブラヒモビッチという強烈な個性が輝いているACミラン

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・カスペリー二監督の戦術が浸透し唯一無二の存在になっているアタランタ

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・高い強度を誇る中盤とインモービレの得点力が光るラツィオ

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ガットゥーゾ監督らしいアグレッシブなサッカーを展開するナポリ

・テクニカルなサッカーを志向し魅力的な攻撃サッカーを行うローマ

などは特徴があり尚且つ現代的な戦術を取り入れており、ヨーロッパレベルでも十分に戦えるチームになっています。今後の補強や指針次第ではスクデット争いやチャンピオンズリーグ上位に食い込んでもおかしくないスタッツを揃えています。

ただ気になるのはやはり資金面で、特に放映権料はプレミアリーグには大きく離されラ・リーガブンデスリーガにも後れを取っており、今後の営業努力が試されることになるでしょう。

 

かつて「セブン・シスターズ」(ユベントスACミランインテル、ローマ、ラツィオパルマフィオレンティーナ)を要し欧州を席巻したセリエA。2~3年後には、プレミアリーグの「ビッグ6」と肩を並べる「新セブン・シスターズ」(上記6クラブにユベントスを加えた7クラブ)が現れているかも知れませんね。

 

では

 

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