今回はバルセロナ所属のセルジーニョ・デスト選手について書いていきたいと思います。
経歴
デスト選手は当初アルメレ・シティユースでプレーしていましたが2012年にアヤックスの下部組織に移籍、2018年にはヨング・アヤックス(アヤックスⅡ)で出場し、翌年トップチームデビューを果たしました。
アヤックスで1シーズンプレーした後、その才能に注目したバルセロナにすぐさま引き抜かれます。バルセロナで初のアメリカ人プレーヤーとなりました。
アメリカ代表ではユース世代からプレー、2019年にはA代表デビューを果たした将来を期待される選手です。
①卓越した攻撃センス
デスト選手の特長は「卓越した攻撃センス」です。スピードとテクニックに優れ、バルセロナの攻撃サッカーに十分適応しています。特にファイナルサードでのクオリティが高く、インナーラップからのマイナスのパス、サイドからのクロス、コンビネーションでの崩しなどバリエーションも多彩です。
また組み立ての質も高く、相手を「剥がすこと」が出来るので、ビルドアップ時でも案してボールを預けられる選手です。要所で見せる「運ぶドリブル」も威力が高く、適応が難しいとされるバルセロナのメカニズムにも難なく対応しています。
②カバーリングと判断力
反面カバーリングと判断力に課題があります。守備時の切り替えこそは早いものの、飛び出したセンターバックのカバーリングをするまでの意識付けはされていません。特にバルセロナは裏を取られやすいチームなので、やや波がある対人能力を含めて解決すべき課題となってくるでしょう。
また判断力にも課題があります。内外使える選手ではありますがその判断の確度は高くなく、よく相手の視野の中でインナーラップする姿を見かけます。流石にその状況なら相手の対応は容易なので、今後はより相手の視野の死角を狙った動き出しが必要になってくると思います。
③越えるべき高い壁
バルセロナではセルジ・ロベルトという「超えるべき高い壁」がいます。(現在は怪我で離脱中です)個の能力は引けを取らないものの、どうしても戦術理解能力、守備の強度、ポジショニング、走り込みのタイミング等に大きな差が見られます。
またカンテラ出身選手なのでチームの体質や哲学を学ぶ必要があり、今後も彼の背中を追いかけ追い越す日々が続きそうです。
アメリカ代表でも中心選手としての活躍が今後期待出来る選手です。プリシッチ(チェルシー)、マッケニー(ユベントス)、アダムス(RBライプツィヒ)リチャーズ(バイエルン)など欧州で活躍する若い選手が台頭してきており、彼らと共に代表でも今後のサッカー界を席巻する存在となってきそうです。
では
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