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阪神タイガース 2020シーズン感想-野手-~段階を踏んだ成長~【プロ野球】

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今回は阪神タイガース 2020シーズン感想~野手編~を書いていきたいと思います。

 

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出典:スポニチ sponichi annex

主力野手成績()は主な守備位置 ※青は注目している箇所

近本  120試合 .293  9本  45点  31盗  出塁率.344 OPS.759 (中)

大山  116試合 .288   28本    85点    1盗  出塁率.357 OPS.918 (三一中左右)

サンズ 110試合 .257   19本    64点    2盗  出塁率.363 OPS.814 (左)

ボーア   99試合 .243   17本    45点    1盗  出塁率.338 OPS.760 (一)

梅野    98試合 .262     7本    29点    5盗  出塁率.333 OPS.723 (捕)

木浪    92試合 .249     3本    25点    2盗  出塁率.307 OPS.660 (遊二)

糸井    86試合 .268     2本    28点    2盗  出塁率.363 OPS.720 (右)

糸原    63試合 .294     3本    20点    1盗  出塁率.357 OPS.733 (二三)

陽川    71試合 .247     8本    24点    2盗  出塁率.333 OPS.770 (左右中一)

小幡    54試合 .247     0本      7点    3盗  出塁率.256 OPS.515 (遊二)

マルテ   29試合 .252     4本    14点    1盗  出塁率.336 OPS.783 (三一)

北条    40試合 .192     2本      7点    2盗  出塁率.266 OPS.559 (遊二三)

坂本    38試合 .213     2本      0点    1盗  出塁率.330 OPS.596 (捕)

福留    43試合 .154     1本    12点    0盗  出塁率.250 OPS.468 (左右中)

中谷    70試合 .215     2本    16点    1盗  出塁率.267 OPS.571 (左右中)

植田    74試合 .153     0本      3点    9盗  出塁率.351 OPS.537 (二遊中)

原口    48試合 .278     3本    19点    0盗  出塁率.333 OPS.778 (捕一)

 

①段階を踏んだ成長

今シーズンはやっと軸になる選手が出て来たシーズンとなりました。まず「不動の1番バッター」となった近本選手です。昨年ブレイクを果たしましたが所謂「2年目のジンクス」に苦しめられると予想されました。実際序盤は極度の不振に陥り打率はずっと一割台、スタメン落ちも経験しましたが、矢野監督が根気よく起用、見事に返り咲きました。今年は見事2年連続盗塁王に、出塁率も.344と昨シーズン以上の成績をマーク。確かな進化を見せました。 

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そして大山選手です。今シーズンは当初控えからのスタートでしたが、レギュラー→クリーンナップ→4番と正に「実力」で定位置を勝ち取りました。デビューシーズンから積みあげた本塁打も7→11→14→28と順調に伸びてきました。流石に倍増は想像していませんでしたが久しぶりに生え抜きの大砲が育ちました。

巷では所謂「確変」を疑われていますが、17年の中谷選手は実績が殆ど無い状態からの20本、大山選手は2年連続2ケタ本塁打&昨シーズン長期間4番経験と実績十分です。この「積み重ね」は非常に大きく、来シーズンは怪我がない限り確実に仕事をしてくれるでしょう。今シーズンは届かなかったものの初の個人タイトル獲得にも期待出来ます。 

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②複数人獲得の成功

あと成功したのは「助っ人複数人獲得」です。今シーズンは異例の「外国人枠5人」の規定があったので(出場は4人)使いやすい状況、そしてチームの助っ人大量獲得が見事ハマる形となりました。

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投手はもちろんのこと影響が大きかったのは野手で、サンズ選手は終盤こそ不振に陥るも序盤、中盤では無類の勝負強さを見せ、彼無しではチームの巻き返しはありえませんでした。ボーア選手も数字はやや寂しいものの相手に欠けるプレッシャーは相当なものがあり、負担が減った大山選手の開花にも繋がっていると思います。昨年と違い、マルテ選手の離脱といったアクシデント後も長打力が落ちなかったのは非常に大きかったです。

今後も「1人に全てを懸ける」補強よりもある程度数を揃えて、調子によって使いまわせるような補強をして貰いたいです。

 

③課題と今後の補強

課題は明確です。「守備」です。今シーズンは序盤はそれほど目立っていなかったものの中盤からエラーが激増、結局はセリーグワーストの85失策。投手のエラーもあるとは言え一部を除いて野手も良化しているとは言い難く、来シーズンも大きな課題となってくるでしょう。優勝した巨人は半分の43でセリーグ1位、しかも優勝がほぼ決まった状況で増えていたことを考えるといかにミスなく試合を進められるかが勝負になってくるでしょう。また走塁・守備連携にも差があり、単純に野手の全体的なレベルアップが必要かも知れません。

今後の強化ポイントですが「右翼手・遊撃手」です。やはり守備の要の二遊間の固定と成長は不可欠で、特に遊撃手は木浪選手が殻を突き破れていないので、今後の注目ポイントです。また糸井選手に衰えが見え始めた右翼手も問題です。陽川選手のさらなる成長に期待したい所です。あとは助っ人次第である一塁手でしょうか。

 

来季展望(願望含む)

捕手 梅野、坂本、原口

内野手 大山、木浪、植田、糸原、小幡、マルテ、新助っ人

外野手 近本、サンズ、糸井、陽川、佐藤、江越

 

では