今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
第17回目は「インテル」です。
リーグ 勝ち点82 24勝 10分 4敗 81得点 36失点 2位
カップ戦 準決勝敗退
ヨーロッパリーグ 準優勝
主な加入選手
ヤング(←マンチェスターユナイテッド)
ビラーギ(←フィオレンティーナ)
バストーニ(←パルマ)
モーゼス(←フェネルバフチェ)
センシ(←サッスオーロ)
バレッラ(←カリアリ)
①強力2トップ
国内外で素晴らしい結果を挙げた名将コンテ監督が就任。ゴディン、バストーニなど3バックに対応できる人材、ルカクやサンチェスをユナイテッドから獲得と、初年度ながら「コンテ流」に対応できる選手を獲得しました。
前半戦はラウタロ・マルティネス、ルカクの2トップが躍動。補完性のあるこの2トップはゴールを量産。特にラウタロ・マルティネスはパートナーを得て昨年の消化不良感をかき消す爆発力を見せました。セリエAでは優勝争いに加わりましたがチャンピオンズリーグではバルセロナ、ドルトムントと同居する不運も相まって敗退。ドルトムント戦の逆転負けが痛すぎました。
②対策された戦術
ややコンテ監督の戦術が読まれてきて停滞期に入りましたがヤング、モーゼス、エリクセンを獲得。やや手薄だったサイドバックの補強は頷けるもエリクセンの獲得でどのようなサッカーを展開するか楽しみでした。
結果エリクセンはインパクトプレーヤーとしての役割は果たすものの大活躍とは言えず完全適応は来シーズン以降になるでしょう。驚きはヤングの活躍です。上下動のアグレッシブさや精度の高いクロスでチャンスを演出、復活のシーズンとなりました。
結果セリエAでは2位、ヨーロッパリーグでは準優勝とタイトルには手が届かなかったものの近年の不調から脱したともいえる内容になりました。
③変化を付けられる存在
コンテ監督の辞任騒動などもありましたが結局は残留。来シーズンもソリッドなサッカーを見れそうです。注目選手はやはりエリクセン選手です。そのプレービジョンと正確なキックで硬質でやや単調なサッカーにいかに変化をもたらすか楽しみです。
そしてより現実味が増し再び挑戦するセリエA制覇とチャンピオンズリーグ上位進出にも注目していきたいです。
再び強豪クラブの地位を取り戻したインテル。来シーズンも楽しみです。
では