今回は阪神からオリックスに電撃トレードとなった飯田優也投手について書いていきたいと思います。
①新球種を引っ提げて
2018年に松田投手とのトレードでソフトバンクにやってきましたが19年まで戦力になっているとは言えませんでした。貴重な左腕でありながらセットアッパーに必要な「決め球」が無く先発でもランナーが出たら崩れる癖があり、中々計算が出来ない状態が続きました。
しかし2020年山本昌臨時投手コーチの元スクリューを習得、投球のバリエーションを広げるとオープン戦でも躍動し開幕ローテに食い込む勢いを見せていました。実際私も期待していてローテ入りは間違いないと思っていましたが、、、。
②不運
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期、再調整を余儀なくされると再開前に岩貞投手が復調、ガルシア投手が復帰と競合している左腕投手が先発ローテ争いに戻ってくると自身はオープン戦での勢いが無くなり結果を残せず、結局ガルシア投手が間に合ったことでローテ入りは叶いませんでした。
その後2軍でも登板しますが際立った成績は残せず8月28日にオリックス小林投手とのトレードが成立。再びパリーグに挑戦することとなりました。
③先発から中継ぎまで
今回のトレードは先発、中継ぎ共に左腕が不足しているオリックスと先発から中継ぎへ回す選手が多く、奪三振率が高いリリーフ向けの投手を欲しがっていた阪神の思惑が一致した形となりました。
両者ともここまで目立った実績は無く勝負の年となっていくでしょう。
猫好きで若手の良き先輩としてふるまってくれた飯田投手、新天地の活躍を祈っています。
では