今回は阪神タイガースへの加入が決定したダウリ・モレッタ投手について書いていきたいと思います。

経歴
ダウリ・モレッタ投手は2015年のアマチュアFAでシンシナティ・レッズと契約してプロ入り。その後研鑽を積み、2021年9月にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りを果たし同月にメジャーデビュー。2022年にも35試合に登板し、オフにトレードでピッツバーグ・パイレーツへ移籍します。
すると2023年には55試合に登板し、58投球回数に対して76奪三振を記録する等活躍。2024年はトミー・ジョン手術で全休するも、復帰した2025年は16回2/3を投げ19奪三振を記録する等奪三振マシーンは健在でした。
そして2025年12月19日に阪神タイガース加入が発表。圧倒的な投球が期待されます。
①「魔球」を操る剛腕ピッチャー
モレッタ投手はスライダーとフォーシーム(ストレート)がピッチングの殆どを締める(1%がチェンジアップ)所謂ツーピッチ投手ですが、そのスライダーが特徴的です。
通常のスライダーは右投手であれば右打者の外側に逃げるか落ちますが(パワプロ的にはVスライダー)、モレッタ投手のスライダーは右打者の内側に食い込み落ちる変化をしており、シンカーのような挙動をします。(現地ではWrong Way Slider『間違った方向に行くスライダー』と評されています。)
その為軌道はスライダーなのに実際見るとシンカーと言う脳が混乱するような球を投げるので、打者は対応しきれず空振り。(日本では今井投手が似た球を投げています。)またVスライダーも使い分けるので実質3つの球種を持っていると言って良く、スライダーの空振り率は40%を超えます。
またストレートも平均球速152㎞で主にカウント球として使用。「魔球」を操る剛腕ピッチャーと言えるでしょう。
②制球とクイックに課題が
一方気になるのは制球面で、通算の四球率はやや高めの数字に。またクイックにも課題があり盗塁は殆ど成功されています。
正直四球率の高さはメジャーでの数字で、AAA級でもNPBでは大幅改善している投手が多い為余り気にはならないものの、クイックに関しては改善しないとよりスモールベースボールが浸透しているNPBでは苦しむ可能性も。また生命線であるスライダーが日本ではどのような変化をし操れるかが気になる所です。
③強化箇所に見事に当てはまっており、大活躍も
キャリアを通して中継ぎで登板していた事もあり、阪神ではセットアッパー、そしてクローザーとしての起用が予想されます。
現状チームの課題の一つである右腕の救援という強化箇所に見事に当てはまっており、順調に収まれば鉄壁の中継ぎ陣に新たな門番が。
また何より日本に馴染むのが第一である中、同じドミニカ共和国出身のドリス投手の再契約も大きな助けに(メジャー経験者でもあります。)。本人も凄く明るい性格でもあるのですんなりチームに馴染める環境は整っていると言えるでしょう。
「魔球」を引っ提げ阪神タイガースに加入したモレッタ投手。このレベルの投手がNPBに来るのは極めて異例とも言われている中どのような投球を見せてくれるのか、期待しています。
では
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