※ネタバレ有り
今回はアニメ「転生したらスライムだった件」のキャラ「クレイマン」について書いていきます。
①紳士な見た目に反して
十大魔王の一角を担う400年前に魔王の席に加わった新参者の魔人で、大陸の東端にある「傀儡国ジスターヴ」の国主。
紳士な見た目に反してその態度は慇懃無礼で、内心では誰に対しても自分の優秀さを鼻にかけて見下した反応をとっており、傲慢な冷血漢と言えます。
また他者が自分の掌の上で踊らされている様を見てほくそ笑む卑劣な策士で、自分の手を煩わせず相手が罠にはまって自滅していくことを好みます。しかしその実力は本物で、「覚醒魔王」には至っていないものの一介の魔人とは一線を画す魔力を擁しています。
「‥‥悪くない」
因みに紳士的な見た目通り調度品や貴族趣味を愛好し、ティータイムを催すなど文化的な一面も持ち、太いパイプを持った中庸道化連の面々に自ら焼いたケーキやスコーンを持て成しています。
②「覚醒魔王」への道
作中では序盤に「豚頭帝(オークロード)」を生み出し、他諸国に揺さぶりをかけていましたが、それを撃破したテンペストの存在が自身の脅威になることを懸念。
以降は
・フォビオを誘惑しカリュブディスの封印を解かせテンペストを壊滅させようと目論む
・魔王フレイの弱みを握り、実質的に彼女を手駒に加える
等次々と自身の存在を隠しながら策略を練ってきます。
同時に「覚醒魔王」への道も画策しており、ファルムス王国との戦争で犠牲になった魂を使う事を狙い、幹部の一人ミュウランを魔国へ向かわせ「結界」を展開させることで魔物たちの力を封じ戦争を起こす事を成功させます。
しかしリムルがファルムス王国・西方聖教会の連合軍を全滅させ魂を使用。覚醒魔王となってしまったことで計画がとん挫。
その後魔王ミリムの精神を「操演者」で掌握することに成功し、獣王国ユーラザニアへ侵攻させて首都を壊滅。その責任をリムルになすりつけ同時に犠牲者の魂を利用しようとするもミリムが猶予を持たせたせいで国民は逃走。犠牲者が出ずまたもや頓挫する事になります。
それでも「魔王達の宴」で再びリムルへの責任を問い、裏では「忘れられた竜の都」民やカリュブディスを使っての魂回収を目論見ますが、数々の矛盾点、そして部下たちの裏切りに会い四面楚歌に。
自身は最終手段としてリルムと戦闘しようとするものの、部下のシオンに劣勢、さらに「切り札」ミリムやフレイにも裏切られ完全孤立になり、最期は心身ともにボロボロの状態でリムルの「暴食之王(ベルゼビュート)」によって捕食され魂ごと消滅。
「魔王ーいや”喜狂の道化(クレイジー・ピエロ)”クレイマンだ。殺してやるぞ 魔王リムル!!」
序盤の大ボスの役割ながらなんとも呆気ない最期となってしまいました。
彼は実は元々中庸道化連の一員であり、真の目的は「魔王カザリームの復活」。しかしその目的も真の黒幕の手の内にあり、どちらにしても結末は悲惨なものだったと思われます。
③操演者(アヤツルモノ)
妖死族(デスマン)と呼ばれる特異な種族であり、霊魂(アストラル体)となっても生存出来、新たな依り代を得ることで復活することが出来ます。
呪術の達人で特に洗脳と人心掌握に長けており、ユニークスキル「操演者(アヤツルモノ)」を使い、相手の心臓に呪印を刻んで忠誠を誓わせることで他者を自らの操り人形に変えてしまいます。
「貴女の心臓は私が握っているのですから。」
しかし能力は凄まじいもののやや傲慢が過ぎ、油断や慢心のせいで能力の本質(アルティメットスキルを持つ者にユニークスキルでの催眠・洗脳等の精神干渉は通用しない)にも気付かない事に。また戦闘能力も際立って高いわけでは無く、シオンに圧倒される始末で、絶対的な自信が自らの破滅を招くこととなってしまいます。
その死はカザリームや仲間から悲しまれていたことから人望が厚かった事が判り、もう少し自身の部下や周りに見せられていたら結末は違っていたかと思われ、残念なキャラとなっています。
では
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