今回は強豪国のカタールW杯国別総括を書いていきます。
9回目は「イングランド代表」です。
結果
3勝1分1敗 13得点4失点 ベスト8
主な布陣
①懸念されたコンディション問題
近年圧倒的なタレント力を擁し、今大会も世界最高峰とも言える陣容を揃えたイングランド代表ですが、毎回チームを悩まされるコンディション問題が再発しました。
リース・ジェームズ、チルウェル(チェルシー)が怪我でアウト、さらにウォーカーの怪我が治りきらず出場が微妙な状態に。さらにマグワイアはクラブで不振に陥る等、特に守備陣に不安を抱えていました。
さらに大黒柱のケイン、そしてサカなどはタイトなスケジュールで出場しっぱなしとなっておりコンディション面で不安を抱えており、「またか、、、」と言える状態に。
個々のネームバリューは非常に高いもののコンディション面、そして未だ確固たる原則を植え付けられないサウスゲイト監督の戦術面もあり、正直優勝は厳しいと考えていました。
②作った勢いを打ち砕かれる
しかし迎えた初戦のイラン戦でイングランドは戦前の評価を大きく覆すサッカーを見せます。
先陣を切ったのはべリンガム。攻守に絶大な存在感を示し先制点を挙げ膠着しかけた試合を打開すると、その後は怒涛のゴールラッシュ。前半だけで3点のリードを奪うと、やや持ち直したイランのタレミに2ゴールを許すも最終的には大量6ゴールを奪い大勝し勢いに乗ります。
しかし続くアメリカ戦ではその攻撃陣がアメリカ守備陣の驚異の粘りにより不発。スコアレスドローに終わるも、グループリーグ最終戦のウェールズ戦では後半に立て続けにゴールを奪い3発快勝を果たします。
そして迎えたセネガル戦でもその勢いは衰えず、ケインの大会初ゴールを含む3ゴールを挙げ個で相手を叩き潰し準々決勝に進むも、続くフランス戦ではチュアメニとジルーのゴールで優勢を取られ、ケインのPKは無常にもゴールの枠を外れ敗北。
懸念していたマグワイアはチームコンセプトに合っていたのか素晴らしいパフォーマンスを見せ、べリンガムという新鋭の登場、さらに前線も凄まじい破壊力を誇っていただけにこの敗北はショックは大きく、さらに現チームに足りないものを如実に表す結果となりました。
③最高の選手を揃えているだけに
現代表の問題点は前述した戦術面で、攻守においての安定感に欠ける事です。特にボールを持たされた際の攻撃は個の力に頼りすぎる傾向にあり、豪華な攻撃陣を生かしきれずに攻めあぐねる場面が多々見受けられました。
さらに選手の交代策にもやや疑問符があり、状況を打開することは大会を通して少なかったと言えます。
ただサウスゲイト監督は選手からの支持も厚く、ベスト8という最低限の結果も挙げている為、続投するであろう2024年までに戦術面をどう補うか、その動きが注目されます。
各ポジションにこれまでに無い最高のタレントを揃えそうな今後のイングランド代表。果たしてこのタレント集団がタイトルを勝ち取れるようなサッカーを展開できるのか、その戦いぶりに注目です。
では
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