今回はUEFA EUROヒストリーを書いていきたいと思います。
6回目は「2008年 トルコ代表」です。
主な選手&布陣
①綱渡りの予選と絶望に落とされたグループリーグ初戦
トルコ代表は3位に輝いた日韓W杯以来目立った成果を挙げられずにいました。元々自力に欠けている部分もありエムレ(ニューカッスル)、ハミト・アルティントップ(バイエルン)、ニハト(ビジャレアル)アルダ・トゥラン(ガラタサライ)等タレントはそれなりに揃っているものの、中々チームの良い新陳代謝も行えずにおりユーロ2004、2006W杯の予選は敗退。ガラタサライやフィオレンティーナを率いて結果を残したテリム監督招集もカンフル剤となり得ませんでした。
しかし2008年は前回王者のギリシャと組み込まれたものの、他国はノルウェー、ボスニア等で、明確とも言える強豪国と当たることは無く本選出場に大きく光が差しました。
ただ予選は引分以下では敗退となった最終戦で勝利し2位通過。綱渡りの予選となりましたが、前評判は高くなくグループリーグ突破は困難であると評されました。
実際ポルトガル、チェコ、スイスと組み込まれたユーロ2008本選初戦ではほぼ完敗とも言える内容でポルドガルに敗北。さらに内容、結果共に厳しく突破は絶望的であるとされました。
②ミラクル・ターキー
しかし2戦目の開催国であるスイス戦では前半でリードを奪われるも後半11分に同点に追いつくと、後半ロスタイムにアルダ・トゥランのゴールで劇的な逆転勝ち。開催国をグループリーグ敗退に追いやる勝利を挙げると、続くチェコ戦でも後半途中まで2-0とリードを奪われながらも後半ラスト15分で3点を挙げる奇跡的な逆転劇を演じ見事にグループリーグを突破します。
そして決勝トーナメント1回戦ではクロアチア相手に延長まで粘るも終了直前にクラスニッチにゴールを決められ万事休すとされるもロスタイムにセミフがまたもや劇的な同点ゴールを決め振出しに。PK戦ではその勢いそのまま相手を飲み込み勝利。見事ベスト4に進出します。
そして準決勝はドイツと激しい打ち合いの末最後の最後で力尽きるもこの試合も終了間際に同点ゴールを挙げるなど驚異的な粘りを見せ、何度も奇跡的な同点、逆転劇をみせる彼らはミラクル・ターキーと評される事に。
トルコ代表は再び脚光を浴びることとなりました。
③国際舞台最後の輝きに
しかしその輝きは一瞬のものになってしまい、その後代表チームは国際舞台にすら立てないor立てても目立った成績を残せない状況が続きます。
元々育成に定評がある国では無いので良質なタレントはまばらで、デミラル(アル・アハリ)、チャルハノール(インテル)、ギュレル(レアルマドリード)等現在も要所にタレントを揃えながらも2022年カタールW杯では予選敗退の憂き目にあっています。
現状このユーロ2008が国際舞台最後の輝きとなっており、この記録が長く続いてしまうのか、新たなるミラクル・ターキーが現れるのか、ユーロ2024での活躍を注目していきたいと思います。
では
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