今回はリヴァプール就任が決まったアルネ・スロット監督について書いていきます。
①オランダが生んだ新進気鋭の指揮官
アルネ・スロット監督はズヴォレ等で現役時代を過ごし、同クラブで引退し指導者へ転身。その後2016年にSCカンブールの共同監督に就任すると、クラブ史上初のカップ戦準決勝進出に貢献しました。
そしてAZのアシスタントコーチを経て2019年に監督に昇格し、初年度には2位に食い込む奮闘を見せていましたが、このシーズンは新型コロナウイルスの影響でリーグ戦は中止に。翌シーズンはヨーロッパリーグでグループリーグを突破するも、シーズン中に事前報告無しにフェイエノールトと監督就任交渉を行ったとされ途中解任されます。
それでも2021年にフェイエノールト監督に就任しカンファレンスリーグ決勝に進出(決勝はローマに敗北)すると、翌シーズンはチームをエールディビジ優勝に導き2年連続で国内の年間最優秀監督に選ばれます。
今シーズンはPSVに優勝を許すもののカップ戦でタイトルを獲得。そして来シーズンからはクロップ監督が退任したリヴァプール監督の就任が決定しました。
②丁寧で緻密な戦術の落とし込み
スロット監督の基本戦術はハイラインハイプレスで、尊敬するグアルディオラ監督と同様ボールを保持して相手を押し込むスタイルを好んでいます。
ただ特徴的なのはその丁寧で緻密な戦術の落とし込みで、ガワで模倣はしているものの結局は選手の質に頼り切るビルドアップでは無く、しっかりポジションを意識させパスの迂回ルートを作りボールを前進させていきます。
また連動したハイプレスも仕込む事が出来ており、その練度も十分。戦術面では明るいものを持っており、攻守において再現性のある動きが見れると思います。
③セルフィッシュな部分が
しかし前述したようにクラブを半ば裏切る形で他チームと交渉したり、今回もまだ決定していない状態でインタビューで喋ってしまう等かなりセルフィッシュな部分が見え隠れしており、エゴの塊であるビッグクラブで成功するのは未知数です。
リヴァプールも例外ではなく、ここまでマネジメント出来ていたのはクロップ監督の手腕によるものが大きく、そのキャラを選手達(特にアーノルドやサラー)に受け入れてもらえるかが気になる所です。
そんな中でカギとなりそうなのは同郷であるファン・ダイクとの関係と序盤戦の出来。キャプテンの支持を得て成績が付いてこれば、タレントの質は確かなので一気に上昇気流に乗る可能性は高いでしょう。
若手の成長と確かなタレントの質という最大限の置き土産は残されたものの、余りにも大きすぎる存在だった前任者との戦いを強いられるスロット監督。来シーズンの手腕に注目です。
では
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