今回は再評価される監督について書いていきます。
第7回目は「クリスタルパレス グラスナー監督」です。
①ELを制した実績を引っ提げ新天地へ
オリヴァー・グラスナー監督はオーストリアで監督キャリアを始め、ドイツのヴォルフスブルクを率いてチャンピオンズリーグ出場権を獲得し評価を高めます。
そして2021年から率いたフランクフルトではヨーロッパリーグを制しチームの42年ぶりの優勝に大きく貢献。しかしクラブ首脳陣との軋轢もあり2022-2023シーズンに退任しました。
その後はフリーの状態が続きましたが、2024年2月20日に不振によりホジソン監督が辞任したクリスタルパレスの監督に就任。ELを制した実績を引っ提げ、当時15位だったチームの立て直しを図るべく新天地へ挑戦する事となりました。
②守備の安定と猛威を振るう3トップ
グラスナー監督は就任後すかさず自身が得意としている3バックシステムを用いるも結果を残す事が出来ず、就任後7戦を僅か1勝に終わると降格もちらつくようになります。
しかし33節のリヴァプール戦で相手を優勝争いから蹴落とす勝利を挙げると、その後に3連勝。さらにマンチェスターユナイテッド、ニューカッスルという強豪を結果・内容共に圧倒。見事に快勝を果たすと一気に順位はジャンプアップし、中位でフィニッシュする事がほぼ確定しています。
その要因は守備の安定と猛威を振るう3トップで、元々個頼みだった守備も連動したプレスを行えるようになり安定した守備組織を構築。さらに個に優れたオリーセ、エゼ、マテタの3トップは競うようにゴールを量産。特にマテタは連勝中に6ゴールと大爆発しフィニッシャーとして申し分ない働きを見せています。
現状速さと強さの面でプレミアリーグトップクラスの3トップであり、相手に大きな脅威をもたらしています。
③中軸を失うであろう新シーズンの戦い
しかしその立役者であったオリーセ、エゼには移籍の噂が絶えず、恐らく夏にはどちらかがチームを去ることが予想されます。
現状控えとして実績十分のアイェウやポストプレイヤーのエドゥアールはいますが彼らの穴を埋める活躍が出来ると言えば正直難しく、彼らの代役をいかに獲得出来るかが勝負となってくるでしょう。
幸いグラスナー監督はバイエルンのオファーを断る等、来シーズンもチームの指揮をするのが濃厚。守備は安定しているだけに攻撃陣の爆発次第で、来シーズンの要注意チームになるかも知れません。
途中就任から攻守共に躍動するチームを作り上げたグラスナー監督。来シーズンのチーム作りも楽しみです。
では
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