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再評価される監督 RBライプツィヒ テデスコ監督~3バックの固定と緻密な守備戦術~【サッカー】

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今回は再評価される監督について書いていきます。


第4回目は「RBライプツィヒ テデスコ監督」です。

Getty Images

経歴(~ライプツィヒまで)

テデスコ監督はプロ経験は無く、2008年にシュツットガルトユースのアシスタントコーチから、U-17の監督、ホッフェンハイムのユース監督等を歴任しました。

その後2017年に当時2部のエルツゲビルゲ・アウエの監督に途中就任すると、最下位に沈んでいたチームを瞬く間に立て直し残留に導くと、その年の6月にはシャルケの監督に就任することとなります。

するとシャルケでもその卓越した手腕を発揮し初年度でチームを2位に導く偉業を達成しますが、翌シーズンはクラブがゴレツカ(→バイエルン)マイヤー(→クリスタルパレス)ケーラー(→パリSG)等ドイツ人選手の主力を放出すると、チームに派閥が発生しまとまりが無いまま下位に低迷。さらにチャンピオンリーグでは何とか2位で決勝トーナメントに進出するも1回戦のマンチェスターシティ戦で2戦合計2-10で大敗、解任を憂き目に遭います。

その後ロシアのスパルタク・モスクワで2シーズン指揮を執りチームを2位に導くも退任。当時同期であるナーゲルスマン監督のバイエルン就任もあり前述したシャルケでの失態もあり(フロント陣の問題が大半でしたが、、、。)ドイツ国内では忘れられつつある監督でしたが2021年12月、マーシュ監督の後釜としてライプツィヒの監督に就任。2年半ぶりのブンデスリーガ帰還となりました。

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①3バックの固定と緻密な守備戦術

テデスコ監督の特徴は3バックを固定した緻密な守備戦術にあります。非常に相手を研究し、長所を消す守備戦術に長け毎試合のように失点を喫していたチームに安定感をもたらし勝ち点を稼ぎ続けると、就任後は11勝3分3敗でチャンピオンリーグ出場権に手が届く4位に一気にジャンプアップ。まだまだ予断は許さないものの当初絶望的だったヨーロッパカップ戦参戦は濃厚になっています。

更にドイツカップでは原口擁するウニオン・ベルリンを破り決勝に進出。かつて2度決勝に進出するも敗れ(相手はバイエルンドルトムント)、フライブルグとの決戦になる今シーズンこそは3度目の正直を果たしていきたい所です。

そしてヨーロッパリーグでもベスト4に進出。ここまでの手腕は特筆に値すると言えるでしょう。

 

②若い選手の成長、そして不振に陥った選手の復活

また伸びしろたっぷりの選手の成長、そして燻っていた選手の復活にも一役買っています。特にバルディオルは所謂便利屋から左センターバックとして定着し、守備だけでなく迫力溢れる持ち上がりや正確なビルドアップで攻撃面でも貢献。

また前政権で冷遇されていたライマーはダブルボランチの一角としてレギュラーに返り咲き、攻守における幅広い貢献でチームを支え、前半極度の不振に陥ったアンドレ・シルバは2トップ採用で一気に蘇り、思い出したようにゴールを量産しています。

そして何より成長が目に見えたのはエンクンク。新指揮官の元でも輝きを放ち続け、更に凄みを増しています。これまではフィジカルを保険としたチャンスメイカーという印象が強かった選手ですが、今シーズンはフィニッシャーとしても機能。セカンドトップとしての動きを見事に身に着け、攻撃の中心として君臨しここまでチーム最多得点と眩い輝きを見せています。

若い選手の成長、そして不振に陥った選手の復活。選手との対話を大切にするというテデスコ監督のマネジメントも光っています。

 

③かつての同僚の背中を追う

しかしいまや1強となっているバイエルンの牙城を崩せるとは今のところは思えず、来シーズンはチャンピオンリーグ出場権orカップ戦での躍進が主な目標となってくるでしょう。また前述したエンクンクやバルディオル、ライマーなどには移籍の噂が絶えず、仮に移籍となればまた一からのチーム作りとなり、今シーズン前半のような躓きもあり得ると思われます。

しかし一貫性のある強化プランを持ったライプツィヒの状況もあり、数年後には驚きを与えてもおかしくない手腕を持っていることは確かで、将来的には非常に楽しみです。

かつての同僚であり良きライバルとなっていたナーゲルスマン監督にはやや差はつけられたものの再び背中を追う立場に立ったテデスコ監督。来シーズン以降も楽しみな監督の一人です。

 

では

 

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