冥冥～筋金入りの守銭奴～【呪術廻戦】渋谷事変

※ネタばれ有

今回は呪術廻戦渋谷事変の登場人物である「冥冥」について書いていきます。

①筋金入りの守銭奴

フリーランスの1級呪術師で、水色がかかった白髪を頭部の前後に三つ編みに結い、紫色のドレスを着用した女性です。

別世界では使徒殲滅の任務を担う、ずぼらなお姉さんとなっています。

正確は一言で言うと「筋金入りの守銭奴」。人類共通の「金」を自身の価値観の基準に置いており、金が手に入れば余程の悪事でない限り何でも引き受けるスタンスを取っています。

「金に変えられないものに価値はないからね」
「何せ、金に変えられないんだから」

しかし金に対して「汚い」わけでは無く、あくまで「基準」としているようで稼いだ金で「貯金というゲーム」を楽しみ、株や為替の取引もしているみたいです。

その為基本ネジが1本どころか2，3本抜けているかと感じさせる呪術師の中では最も行動原理が理解しやすく、ある意味「大人」とも言える人物です。

憂憂（ういうい）という年の離れた弟を任務に常に同行させ、彼をサポート役に。時には囮役を引き受ける等姉様ラブを見せるも、彼女の方もかなり大切にしており姉弟感の中は極めて良好です、

因みに「冥冥」は偽名で、本名は不明です。

②良くも悪くもブレない姿勢を貫く

作中では過去編の時点で既に1級術師であり、歌姫と共に行方不明者が多発する洋館に訪れ閉じ込められています。また夏油を高く買い、「百鬼夜行」にも参加しています。

「いや、ということは実働２日というわけだ」
「その分のギャランティーを上乗せしてもらわないといけないなと思ってね」

その後交流会では術式を生かした中継役として登場。京都校に賄賂を受け取り虎杖の周辺映像を見えにくくしており、さらに呪霊の襲来の際に夜蛾に学生の位置特定と報告を依頼されるも、その際にも「賞与期待してますよ」と言い放つ等良くも悪くもブレない姿勢を貫いています。

また五条から1000万円程賄賂を受け取り、東堂と共に虎杖達を一級呪術師に推薦しています。

そして渋谷事変では虎杖や弟の憂憂と共に冥冥班として参加。呪詛師の蛯名仁次を一蹴するも首謀者である夏油が登場。彼の放つ特級呪霊「疱瘡神（ほうそうがみ）」に苦労するも厄介な必中術式が一人しか狙えない事を看破し、憂憂に簡易領域を使わせ無力化すると、最後は神風（バードストライク）でトドメを刺し撃破します。

「憂憂…私のために死んでくれるかい？」

その後夏油と対峙するも敗れ、死にかけていた所を憂憂に助けられマレーシアのクアラルンプールまで高飛びする事に。電話で日本の株と東京の不動産は全て売り払うようにアドバイスをしています。

「いいよ、お礼なんて」
「いつもどおりインサイドでいてくれたら」

③黒鳥操術

使用する術式は烏を自在に操る術式「黒鳥操術」。

複数のカラスを同時に操作出来、操っているカラスと視界を共有することも可能。その為京都姉妹校交流会においてはカメラ代わりに使っていました。

しかし索敵や偵察に長ける一方操っているのはカラスなので対呪霊や呪詛師相手には無力に等しく、彼女も皮肉っている程でした。

「知ってるよね？　私の術式」
「”カラスを操る”、それだけだよ」

それでも1級までに上り詰めたのは鍛錬の末に編み出した「神風（バードストライク）」。カラスに自死を強制させ呪力制限を取り払い、敵に体当たりさせる技であり、その威力は特級呪霊の胴体に一撃で風穴を開ける程。現在において五条悟を除き防げた相手はいないと豪語される強烈な攻撃となっています。

「くじけたからこそ、再び自らの術式と向き合うことで」
「私は１級術師として花開いたのさ」

かなりドライではあるものの、ある意味作中屈指の「大人」と言える冥冥。今後も激闘が予想される為、その活躍が期待されます。

では

きちのうすめ雑記