星十字騎士団②～共に生きたものとは共に死すべし～【BLEACH】

※ネタバレ有り

今回はアニメBLEACHのストーリー「千年血戦篇」のキャラ「星十字騎士団」について書いていきます。

①共に生きたものとは共に死すべし

まずは「蒼都」です。

フラットシューズを履いた珍しい滅却師で、短髪に鋭い目つき、口元の左側に切り傷の跡が残る東洋人風の青年です。

自分からは滅多に話さない寡黙な人物（第二次侵攻まで一言も喋りませんでした。）ですが、プライドが高く基本的に自分の流儀を優先するので、他メンバーとの折り合いも良いとは言いませんでした。

また「共に生きたものとは共に死すべし」という流儀を持ち、乱菊を冬獅郎の傍に置いて止めを刺そうとしたり、卍解を奪ったまま死なせてしまう事を詫びる等、滅却師の中でも良心的な人物と言えます。

「───君の卍解だそちら側から姿を見るのは初めてだろう　美しい卍解だそしてこの卍解も“君と共に生きたもの”だ　この卍解だけを君から奪い去り君が死んだ後も生き永らえさせてしまう事を心から申し訳無く思うよ」

作中では第一次侵攻では冬獅郎から卍解を奪い、第二次侵攻ではバズビーにより重傷を負った冬獅郎の元に現れ止めを刺そうとします。しかし裏原により卍解が持ち主に戻されると、反撃を行おうとするも冬獅郎に氷漬けにされ敗北。

「さっきといい今といい卍解に心があるような物言いはやめてくれないか　汎神論は肌に合わない」

その後は敗北の責任を問われBG9と共にユーハバッハに処刑を言い渡され、ハッシュヴァルトに手を下される形で死亡します。

聖文字はIで、能力は「鋼鉄（ジ・アイアン）」。

身体を鉄のように硬化する事で、その防御力は一護の天鎖斬月を折ったハッシュヴァルトの一撃を食い止める程。その能力と合わせて両腕に装備した鉤爪を使用した中国拳法のような体術で冬獅郎を追い詰めることに。

ユーハバッハへの忠誠心が高く、生かしておけば更なる活躍が期待された（それ程ダメージは見当たらなかったです。）ので切り捨てるには何とも惜しい人材と言えます。

②元より息はない

次は「BG9（ベーゲーノイン）」です。

全身に鎧を纏った様な姿をしていますが「元より息はない」と語っているので、正体はサイボーグ或いはアンドロイドと推測される兵士。

戦う相手からその都度データを採取したり、相手に選択肢を与えて尋問するといった行動が多いことから主に情報収集役兼戦闘員として運用されているようで、作中でも情報を得ようとしている描写があります。

「３度目の質問だ　回答を期待する」

第一次侵攻では前線に配置され砕蜂の卍解を奪うと、第二次侵攻では砕蜂と戦うため大前田に接触。彼の妹である希代を人質にして追い詰めるも駆けつけた砕蜂に阻止されます。

その後再戦するも瞬閧の猛攻は想定内だったらしく無効化。砕蜂を死の淵に追い詰めるも浦原により卍解を持ち主に返され、彼女の「雀蜂雷公鞭」の直撃を受け敗北。

「この程度ならばお前から奪った卍解を使うまでもない」

そして蒼都と共に回収されユーハバッハに処刑を言い渡され、命乞いをしたもののハッシュヴァルトに切り捨てられることとなります。

聖文字は「K」で、能力は不明（その容姿から「The Killermachine（殺人機械）」ではないかという説もあります。

戦闘では霊子兵装であるガトリングガンに加え、全身から放たれるミサイル、更に伸縮自在の鋭い触手、モノアイから放たれるビーム等人間離れした武器を内蔵。相対した砕蜂にとってはまたしても相性の悪い相手となってしまいました。

③「愛」を連呼

最後は「ペペ・ワキャブラーダ」です。

グラサンと丸みを帯びた体形、そして目玉の付いた杖が特徴的な男性で、「ゲッゲッゲッ」と特徴的な笑い方、そして見た目からして怪しい雰囲気が漂っています。

なんでもかんでも鬱陶しいくらい「愛」を連呼し、能力で（敵味方問わず）仲間割れさせることを平気で行う外道であり、姿を現した際は露骨にバンビーズの女性陣から嫌悪感を持たれていました。

「妻への愛子への愛親への愛　友への愛主君への愛神への愛　信仰も愛信念も愛　物に対する執着さえも愛だ!!!」

「愛無き所に戦い無し！　だからこそ戦いは哀しくだからこそ戦いは美しいんだヨネッ」

作中では一次侵攻で能力で兕丹坊を操り、技術開発局を襲撃。そして二次侵攻では騎士団メンバーと白哉が復帰した死神メンバーとの決戦に乱入。ミニーニャを使って騎士団を仲間割れさせ、檜佐木を使って白哉を攻撃。

完聖体を披露し、彼の一瞬の隙をついて優位に立ったと思われましたがマユリの骸部隊となった拳西にフルボッコにされ敗北。最期はリルトットに裏切りの報いとして「喰われ」死亡する事になります。

聖文字はLで、能力は「愛（ザ・ラヴ）」。

手でハートの形を作り、そこから相手を洗脳する光「ラヴ・キッス」を放ち、当たった相手を意のままに操ってしまいます。

その能力の質によりゾマリと比べられますが、ゾマリは数には限りはあるものの意識の無い状態でも「支配」出来るので、質は劣っているものの量では上回っていると言えます。

完聖体は「神の情愛（グドエロ）」で、キューピットの姿になり敵の動きを封じる「ラヴ・ロープ」や弓矢を使うようになります。しかしその姿はある意味エス・ノトと同様見るのは危険であり、アニメでもかなり手の凝った演出をしています。

では

きちのうすめ雑記