今回はスタッド・ランス所属の中村敬斗選手について書いていきます。
経歴
中村選手は2018年に三菱養和SCからガンバ大阪に加入。ガンバでは当時のクルピ監督が重用するも宮本監督が就任した後はU-23が主戦場に。それでも2019年に信頼を掴み再びトップチームに上がるとカップ戦を中心に活躍します。
しかし2年目の2019年7月にオランダのトゥベンテにレンタル移籍。正直フィジカルや守備面での未熟さが目立ち海外挑戦をするにしては時期が早すぎると評されていましたが、その悪い予感は的中してしまいオランダではデビュー戦でゴールを決めるも徐々にトーンダウンし新型コロナウイルスの影響でリーグ戦も中断されたことから退団。
その後「日本人選手の欧州での登竜門」シント=トロイデンに加入するも僅かな出場機会に終わり2021年にオーストリアのLASKリンツのセカンドチームにあたるFCジュニアーズOÖに入団。同年8月に同チームのトップチームへの完全移籍が決まるも正直注目度は低かったです。
しかしその後LASKリンツの中心選手としてプレーし、2022-2023シーズンにはリーグ戦14ゴールを記録する大活躍。
すると翌シーズンに伊東が所属するスタッド・ランスに移籍。怪我での離脱はあったもののここまで伊東と共にレギュラーとしてチームの両翼を担っています。
日本代表には2023年のウルグアイ戦で代表デビューを果たすと、54年ぶりとなる国際Aマッチ出場6試合6得点を記録。同ポジションを争う三笘の壁は高いものの確かな存在感を放ち、将来が楽しみな選手です。
①切れ味鋭いドリブルと圧倒的なキック精度
中村選手の特長は切れ味鋭いドリブルと圧倒的なキック精度であると思います。
細かいタッチで相手の逆を突くドリブルは相手を幻惑。その切れ味も鋭い為、カットイン等で容易にシュートコースに侵入することが出来ます。
またキック精度も非常に高く、レンジも広くバリエーションも豊富。クロスやパス、サイドチェンジ等のチャンスメイクは勿論の事、ファーに巻くシュート、そしてニアを突き刺すシュート等シュートパターンも多彩。ペナルティエリア付近でボールを持たせると非常に怖い存在となっています。
②サイドに張ってのプレーは
ただ縦に抜ける推進力が物足りないので、サイドに張った状態でのプレーはサイドバックのサポートが不可欠に。
また守備面でも献身的ではあるものの縦ズレが遅れてしまったり、ポジショニングを間違える場面もあり、まだまだ向上の余地があります。
守備においての課題は十分改善出来るとは思いますが、問題はそのプレースタイル。常にサイドでの個人打開を求められるクラブに移籍してしまうと、相当苦しむことが懸念されます。
③レベルの高い争いを展開
それでもその技術と決定力は、これまで不在だった三笘と「肩を並べられる選手」に目途立ち代表においても大きな武器となっています。
アジアカップはコンディション問題で出場機会は少なかったものの、出場した試合では活躍。今後も三笘とレベルの高い争いを展開しそうで、その活躍が期待されます。
少し回り道はしたものの、自らを信じ日本代表まで這い上った中村選手。今後の活躍も期待しています。
では
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