きちのうすめ雑記

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ソウルハッカーズ2~高すぎるハードルを超えられず~【デビルサマナーシリーズ】

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※ネタバレ有り

 

今回は「ソウルハッカーズ2」について書いていきたいと思います。

アトラス 2022

クリアレベル 66

クリア時間 43時間

 

女神転生シリーズの派生形の新作

ソウルハッカーズと言えばアトラスの代表作である「女神転生」シリーズの派生形で、1作目の「真・女神転生デビルサマナー」は主人公が悪魔絡みの事件専門の探偵として解決する「悪魔召喚師」デビルサマナーとなり、そのハードボイルド的要素や独特な世界観が受けヒットした作品で、セガサターンでの販売の他、PSPでも販売されました。

そしてその2年後にはネットワーク社会の到来とそれに伴う人心の闇や軋轢、急進的管理社会の危険性をハッカー集団として登場する主人公が事件に巻き込まれる事で描かれており、その魅力的なキャラや物語、更に適切なゲームバランスにより、コマンドRPGとしては最高クラスとも言える評価を得ました。

そんな中暫く新作は発表されなかったものの、20年以上の時を経てソウルハッカーズ2」が発表。今作もテクノロジーが軸になっているという点は共通しており、他作品には無いダーティーな裏社会も引き続き描かれています。

 

②本作を象徴する「サバト

そして今作の特徴的なシステムは「サバト」(魔宴の意)で、弱点を突く等特定の行動を行うと待機状態で仲魔が召喚され(スタック)、仲魔がスタックされた状態で味方の行動が全て終了すると主人公の号令によって実体を得た仲魔たちが敵を一斉に攻撃するシステムで、スタックされた数が多ければ多い程威力が上がり、更に「魔宴の心得」というスキルを習得しているとダメージ追加、HP回復等様々な効果を得ることが出来ます。

さらに「サマナースキル」や「コマンダースキル」でサバトを強化することが出来、いかにサバトを強化出来るかが本作の攻略ポイントとなってきます。

 

③高すぎるハードルを超えられず

ただこれまでのシリーズとは異なり、

・仲間が悪魔を召喚する「ペルソナシリーズ」のようなシステム(前作までは主人公+ヒロイン&仲間達のパーティーでした。)

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・シリーズ好評だった「会話システム」の廃止(本作はダンジョンに散らばった仲魔が紹介する形になります。)

・キャラの心情描写がやや物足りない(特にびっくりする程豹変するキャラ、謎に慕われているキャラ等魅力的な人物が多いなだけに残念な気持ちがあります。)

ことで「これじゃない」感はあり評価は低調に。一ゲームとしては十分楽しめるものではあったものの、名作「ソウルハッカーズ」の名を冠した作品という高すぎるハードルを超える事は出来ず、既存ユーザーからは酷評される事に。

 

新たなる試みも見受けられる挑戦的な作品ながら名前に負けてしまった感がある本作、何とも勿体ない作品となってしまいました。

 

では

 

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