アジアカップ本番を控える日本代表。初となる元日の試合でどのような戦いを見せてくれるのか、楽しみです。
ということで先日行われた国際親善試合、日本vsタイの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
日本の布陣＆結果
前半
日本は守備4-4-1-1の4-2-3-1、対するタイ代表は守備4-1-4-1の4-3-3を採用していました。
試合はいきなりタイ代表がDFラインの裏を狙う奇襲に出ると、しっかりブロックを作り日本の攻撃を受け止めます。日本は左の奥抜、中央の伊藤涼太郎と初出場の選手が組み込まれていたので連携に戸惑うと、攻撃は毎熊、伊東がいる右サイドに偏っていきます。そんな中でも二人は抜群のコンビネーションを披露し次々とチャンスを作っていきます。
それでも中々呼吸が合わずにチャンスを不意にしてプレスも中々掛けられず、前半を終えます。
後半
後半日本は中村、堂安を投入しある程度の連携が見込める選手が揃うと、一気に流動性が高まりスムーズに。すると5分に前線に飛び込んだ田中碧がゴールを決め先制点を挙げると、これまでの鬱憤を晴らすかのようにチームは躍動。
27分に中村敬のゴールをきっかけに同29分にはコーナーキックからオウンゴールを誘発し一気に3点差に。そして途中出場直後に川村がゴールを挙げると、直近の決定的なチャンスを逃がしてしまった南野が埋め合わせとなる難易度の高いゴールで締め括りそのまま試合終了。
日本が結果的に大勝を果たしアジアカップに弾みを付けました。
総評
この試合は前後半の明暗が分かれる形に。前半は伊藤、奥抜が自身の良さを出そうとするものの呼吸が合わずに攻撃は停滞するばかり、さらにカウンタープレスも連動しないままであったので攻守共に精彩を欠きました。
それに比べて経験がある選手を投入した後半は一気に連動性が高まり後半だけで5点を取って快勝。力の差を見せつけました。
そんな中感じるのはやはり個人への依拠力の高さ。伊藤、奥抜の二人は明らかにやる事を見失い、本来のパフォーマンスを見せられずに途中交代。そこまでは仕方が無いと言えますが、気になるのは守備の連動性も大きく変わってしまったことで、守備も個人依拠が高いことを改めて露呈。
本当に強いチームは攻撃は差は付くものの守備強度は変わらないので、そこの差を詰めより隙を無くしていけるか、本番までの課題であると思います。
しかし佐野と細谷はそんな中でも高いレベルのパフォーマンスを披露。アジアカップ本選メンバーに何故選ばれたが分かるチームへのコミットメントの高さを見せました。
前後半で全く違う姿を見せ、課題を残した1戦。アジアカップまでにどこまで修正していけるか注目です。
では
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