※ネタバレ有り
今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の機体「デミトレーナー」について書いていきたいと思います。
①教習用のモビルスーツ
御三家ではないもののそれに次ぐ影響力を持つブリオン社が製造しているモビルスーツで、ゴーグル状のカメラアイを持つ半球状の大きめな頭部と白系統のカラーリングが特徴の機体です。
余分な要素を削ぎ落した設計で操縦性、整備性、拡張性に優れ、基礎的な知識があれば改造も容易である為、学生の教習用のモビルスーツとしては打ってつけの機体でアスティカシア高等専門学園では多数運用されており、各生徒が思うがままチューンアップさせています。
因みにブリオン社によって毎年改良、マイナーチェンジが繰り返されており、外見こそ変わらないものの初期量産型と最新量産型では性能が大きく違うとの事です。
②勝利を決める一撃
作中では最初期モデルをニカがレストアしたチュチュ専用機が主に活躍。
地球寮とグラスレー寮との決闘で初めて運用されるものの、狙撃手であることからてミカエリスに執拗に狙われ、僚機ベギルペンデに無力化されてしまいます。
しかしエアリアルが一騎当千の活躍をして自機から注意が逸れると、ティルとミオリネ立案の作戦によって稼働可能なザウォートに支えられ、エアリアルを追い詰めていたミカエリスを狙撃し見事に頭部アンテナを撃破。勝利を決める一撃を放ちました。
その後ランブルリングに出撃するもチュチュがプラント・クエタでの事件が無意識の内にトラウマになっていたことからまともに応戦出来ず左腕を損傷。チュチュは逆上しかけるもフェルシーの救援要請で彼女とラウダを護衛することになります。
しかしルブリス・ソーンによる再度の襲撃で格納庫ごと破壊されその役目を終え、デミバーディングにチュチュを託すこととなりました。
③一撃離脱戦法
機体としてはデダラスと呼ばれるマルチツールシステムが特徴的で、各機能に特化した同規格のブロックユニットを組み替えることが可能。火器は勿論の事、工具なども取り付けることが出来ます。
チュチュ機は16年前にロールアウトしたモデルがベースで、カラーリングもやや黄ばんだ風味になっていますが、下腿部の回転式スラスターやバックパックなど加速性能の向上が図られています。その為急加速、急制動を繰り返す事が出来る一方かなりパイロットを選ぶ機体となってしまっておりチュチュ以外は乗りこなせすのは難しいです。
ただ本機用にカスタマイズした大型スナイパーライフル、そして独立タイプのセンサーとの組み合わせから一撃離脱戦法を得意としており、前述した活躍を見せています。（チュチュはかなり不本意であったようです。）
パイロットの癖？もありライフルで殴りかかるのが印象に残っているデミトレーナー。性能が低いながらもニカの整備のお陰で戦い切ったその姿は数ある名機にも引けを取らないものでした。
では
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