※ネタバレ有り
今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の機体「ガンダム・エアリアル」について書いていきたいと思います。
①魔女のモビルスーツ
本作の主人公機でGUNDフォーマットを採用したモビルスーツ・GUND-ARMの1機。スレッタがアスティカシア高等専門学園に編入する際に持ち込んだ愛機であり、長年を共に水星で過ごした「家族」です。
登録情報では単に「AERIAL」とされており、カテドラルの協約で禁じられた「GUND-ARM(ガンダム)」である事実は搭乗者のスレッタにも伏せられており、プロスぺラにあっさりとボラたせた際は大変驚いていました。
その後はガンダム最大の懸念点であるデータストームは検出されないという点やその戦績もあり、次第に「魔女のモビルスーツ」として評され他企業の興味を引くことになります。
②機体に宿る意思
作中では様々な妨害工作もありながらも決闘で連戦連勝。
その後グラスレー寮との決闘で負ったダメージの修復に伴って、翼型のフライトユニットを追加し装甲を強化したガンダム・エアリアル(改修型)となり、プラントクエタ襲撃時にガンダム・ルブリス・ウル、ガンダム・ルブリス・ソーン相手に終始優勢に戦いを進める等、多大な戦果を挙げます。
さらにオーバーライド機能も発動し、相手のGUNDフォーマットを無力化するだけでなくガンビットの制御権を乗っ取ってエアリアルの意のままに使役するという離れ業も見せつけています。
ただ長らく「データストームの未検出」と「スレッタの話相手」は判明されなかったものの、2nd Seasonではその正体が明かされる事に。
エリクト・サマヤ、「PROLOGUE」で登場したスレッタによく似た赤毛の少女ですが、彼女は水星の過酷な環境に耐えられず落命してしまいます。しかし彼女の母であるエルノラ・サマヤ(プロスペラ・マーキュリー)は彼女の生体コードを移し、データストームの中だけではあるがエリクトを存命させられることに成功。
自身がデータストームを受け入れる(=になる)ことでスレッタのデータストームは未検出、さらに機体に宿る意志(エリクト)とスレッタが会話していたことが判ります。
しかしプロスペラがクワイエット・ゼロ計画を用いたことでスレッタはパイロットから外され「鍵」として運用されることに。スレッタがガンダム・キャリバーンに乗ったことで対峙し激戦を繰り広げますが、L1惑星間レーザー送電システム(コロニーレーザー)の攻撃からクワイエット・ゼロを守り大破し沈黙。
それでも強化人士4号やスレッタにパーメットスコアを8以上に引き上げられ再起動し、4機のGUND-ARMにより超広域のオーバーライドが展開。コロニーレーザーは機能を停止するものの、パーメットが粒子レベルまで分解を始め機体は消失。
しかしエリクトはキャリバーンによって意識をエアリアルからホッツさん(キーホルダー)に移し変えられて生存、スレッタと母エルノラと共に静かに暮らしています。
③スーパーウェポン
武装は主にビームサーベル、ビームライフル、バルカンとオーソドックスな物を揃えていますが、最も特徴的なのは「ガンビット」と呼称されるビットステイヴ11基で構成された多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」です。
対外的には新技術によって制御される「ドローン」と紹介されるも、本質はGUNDフォーマットを採用した次世代群体遠隔操作兵器システムで、
・エアリアルの機動力・防御力を強化させる「ビットオンフォーム」
・全ビットの自律飛行・ビーム射撃機能を生かした「オールレンジ攻撃」
・全機を合体させて腕に取り付ける大型シールド「コンポジットガンビットシールド」
等様々な用途で使うことが出来る攻防一体の兵器です。
これまでもνガンダム(逆襲のシャア)の「フィン・ファンネル」、ダブルオークアンタの「GNソードビット」、ガンダムAGE-FXの「Cファンネル」等同じような主人公機はあったものの、最初から使えさらに機動力までアップ出来るのは本機のみで、シリーズでも類を見ないスーパーウェポンとなっています。
また前述したようにオーバライド機能も擁し敵のビット兵器の制御も奪えるため、同じ兵器同士の戦いでは無類の強さを誇り、互角に戦えるのはビーム兵器のみを擁し驚異的な機動性を誇るガンダム・キャリバーンぐらいとなっています。
魔女のモビルスーツの名の通り様々な謎現象を起こし物語を盛り上げてくれたガンダム・エアリアル。ゲーム作品の登場が楽しみです。
では
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