きちのうすめ雑記

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シャディク・ゼネリ~自身の目的の為に~【ガンダム】

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※ネタバレ有り


今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のキャラ「シャディク・ゼネリ」について書いていきたいと思います。

(C)創通・サンライズMBS

①飄々とした色男

ベネリットグループ内の御三家グラスレー・ディフェンス・システムズのCEOサリウス・ゼネリの養子で、黒褐色の肌に輝くような長髪という中東を思わせる容姿をしています。

学園の生徒の中でもひときわ目を引く派手で整った外見をしており、更に側近とも言える5人の女子学生(通称シャディクガールズ)を引き連れ本人も飄々とした色男である為、常に学園の中心にいる人物であります。

「これも水星ちゃんの魔力かな?」

しかしその実は非常にクレバーな切れ者で、

・学生ながら会社でも多くの実績を上げており、次世代のグループ幹部候補である

・ベネリットグループの審問会にも養父サリウスと共に出席を認められる

・学園では「決闘委員会」の委員長を務める

等、学生としても企業人としても優秀な人物です。

反面常ににこやかで誰にでも愛想はいいものの、誰に対しても一定の距離を保ち本心を探らせない部分があり、中々読めない人物でもあります。

 

②自身の目的の為に

本編前半ではグエルが大暴れしていたので目立った活躍は無く脇役に徹していましたが、ミオリネが地球寮でガンダム社の設立しようとした際に本格的に動き、彼女の動きを封じつつ一見ミオリネ側に破格の条件を提示してガンダム社の譲渡を促します。

kichitan.hatenablog.com

 

しかし彼女に拒絶され決闘を申し込まれる事になり、何度が翻意させようとしまうが結局は受ける事に。チーム戦術でも上回りガンドフォーマット対策装備「アンチドート」を展開させエアリアルを追い込むも最後はチュチュが乗るデミトレーナーにブレードアンテナを打ち抜かれ敗北、再びミオリネの温室を訪れた彼はガンダム社の邪魔はしないと約束します。

「いや君をだよ。ホルダーになって君を守る。その一言が言えれば俺も中に入れたのかな」

しかし二か月後ヴィム・ジェタークがデリング暗殺を再度目論んだ事を機に自身の目的である「ベネリット・グループの解体」の為に行動を開始。サリウスが暗殺計画に乗るようにそそのかし、地球の武装勢力「フォルドの夜明け」にデリングの襲撃を直接依頼しプラント・クエタ襲撃に暗躍。結果的にデリングを重体に追い込む事になります。

 

アーシアンスペーシアンの格差是正

そして2ndシーズンでは前述した「ベネリット・グループの解体」の理由を明らかに。

スペーシアン側の財力の基盤となっている戦争シェアリングを崩すことによるアーシアンスペーシアンの格差是正、そしてベネリットグループを解体して得た資産を地球に投資することにより冷戦構造を構築することが狙いであることが分かります。

「ベネリットグループの資産を、全て地球に売ってしまえばいいんですよ。 いつ戦争が起きるかわからない…地球と企業の緊張関係を利用して、抑止力という経済を生み出すんです。そうすれば、地球で戦争を起こす必要も無くなります。スペーシアンだけが権益を持ち、搾取する今のままでは、力が無ければ何も変わらない…だったら、俺はその力を……奪い取る」

その後総裁選に出馬し着々と準備を進めていきますが、ミオリネがプロスペラの諜略に嵌められアーシアンのデモ隊に対し武力制圧を行ったというニュースが流れると、そのやらかしをグエルが行ったとして対峙。自らを黒幕として認識した彼とMSで真っ向勝負を行います。

「その俺を生んだのは誰だ!?戦争シェアリングで全てを奪い、他者を蹴落とす生き方を強いてきたのは、お前たちだ!!力が無ければ、理不尽な平和は崩せない…! 抗うことすら!だから今度はお前たち、スペーシアンから力を奪う!!俺は…俺の罪を肯定するッ!!!」

kichitan.hatenablog.com

 

互いに感情をぶつけながら死闘を繰り広げていく二人。シャディクも激情に駆られ荒々しい戦術を用いりますが、最後は相討ちの形で決着は付くものの自身はカテドラル部隊に側近たちのハインドリー諸共完全に包囲され捕縛。しかしベネリットグループの信頼は地に落ちる事、そして議会連合がようやく動き出すことを言い放ち、実際ルブリス・ソーンにより学園は襲撃され多数の死傷者を出す事になります。

「…ベネリットグループは秩序維持のため、学園の同胞を犠牲にした。アーシアンの犠牲だけでは動かなかった議会連合も、これで重い腰を上げるだろう。」

その後はミオリネともう自分の出る幕では無いと考えたからか終始穏やかな様子で言葉を交わし、ガールズ達の減刑および全ての責任を自分一人で負わせてほしいと嘆願します。

最終的に彼が目的としたベネリット・グループの解体はクワイエット・ゼロ事件の末に行われる事になりますが、自身は全ての罪を被る事に。

 

恐らく今生の別れとなるであろう彼女との会話でシャディクは、想い人がこれから世界を変えてくれると信じていたからだろうかその表情は終始晴れやかなものでした。

 

では

 

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