※ネタバレ有り
今回は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のキャラ「グエル・ジェターク」について書いていきたいと思います。
①高潔なプライドを持つ真っすぐな人物
アスティカシア高等専門学園パイロット科3年生で、ベネリットグループの御三家企業・ジェターク・ヘビー・マシーナリーの御曹司。ヴィム・ジェタークCEOの長男であり、同学年のラウダ・ニールは異母弟にあたります。
外見は浅黒い肌で右目側に泣きぼくろがありピンクのメッシュにした前髪が特徴的で、MS搭乗時には長髪を後ろに纏めています。
性格は初回は傲慢な面が目立ち、スレッタには本人(ミオリネ)が認めてないのに勝手に婚約者を名乗ってる痛い人と認識される等散々な印象を与えていますが、
・自身は参加出来なかったものの荒らした温室を取り巻きと弟達に直すよう命じておく
・ミオリネに働いた数々の横暴を謝罪
する等本質的には高潔なプライドを持つ真っすぐな人物で話数を重ねるごとに印象が変わり、また弟やジェターク寮の面々からは信頼を寄せられており、不器用ながらも心優しい人物であることが分かります。
「黙れよ!! これは……俺の戦いだ! 俺の……俺だけの!!」
②自らの堕落と父との別れ
作中では早々に数々の横暴な態度の末、スレッタに決闘を仕掛け敗れると言うガンダムシリーズあるあるの見事な「噛ませ犬」役となります。
さらに父の意向により新型機ダリルバルデを与えられ再びスレッタに決闘を仕掛け、自身の実力が疑われている事、そして決闘時にAIによる自動操縦が行われた事で自身のプライドはズタズタに。
「俺の意思は……いらないっていうのか……」
最終的にAI制御を強引に停止し挑むも敢え無く敗北。さらに自分の力を唯一認めてくれたスレッタに対しプロポーズをする(更に即座に振られ、その後その言葉を否定するおまけつき)等、かつてのマシュマー・セロの如く作中で大暴れします。
「俺と……結婚してくれ!」
しかしその後は父との不仲が深まり、更に弟の専用機を無断拝借し出撃するもエランの駆るガンダムファラクトに蹂躙され敢え無く3連敗を喫すると、遂には父親に勘当を言い渡され学園の敷地内でテント生活を余儀なくなされます。
その後も同僚からの嫌がらせや父親から退学準備と子会社に席を用意したことを告げられる等どんどん堕落していき、遂には学園を脱走。
「ボブ」と名を変え肉体労働に従事し、日々を暮らしていく事になります。
しかし艦船でプラント・クエタに向かう途中に二機のガンダムが率いる謎の集団「フォルドの夜明け」にハイジャックされてしまい捕虜に。襲撃されたプラント・クエタを救うためにデスルター1機を奪取するも、テロリストの一味の機体と判断され襲われる事に。戦いの末見事に撃破するも落としたのは何と父の機体、、、父を自らの手で殺すという重い事実を受け止めきれずただただ絶叫するだけでした。
③フラグが立ちまくるも
その後フォルドの夜明け所属のオルコットに回収されるも父親を殺したショックで譫言を呟くだけの廃人と化し、身元もバレている為死んで楽になることも許されない状態に。そのまま闇落ちor強化人間化も考えられましたが、一人の少女シーシアの死で自身の進む道が決まりジェターク本社に帰還。ジェターク社のCEOとして復帰する事を宣言することになります。
「もう失いたくないんだ 俺と父さんを繋ぐもの」
その際にミオリネとの取引でスレッタを母親の呪縛から解き放つことに協力。当初は前述したトラウマもありMSに乗ることすらままならなかったものの、ジェターク寮全員からの激励を受け奮起。父から与えられたAIの自動操縦による反撃もあり、見事エアリアルを撃破することに成功します。
その後ミオリネの付き添いで地球に降下するも、シャディクが一連の事件の黒幕だと判ると急遽宇宙に飛び対峙。彼の挑発に乗せられて二人は交戦状態に突入し激戦の末彼の駆るミカエリスを撃破し捕縛することに成功するも、その際に自身が父を殺したことをラウダに聞かれることになります。
「俺もお前も、自分の罪は自分のものだ…… それでも、ケジメは付けさせる!!シャディク!!!」
そしてホルダーの座と共にミオリネを正式にスレッタへと託すことになり、クワイエット・ゼロ攻略戦では専用ディランザに搭乗して参戦するも、その妨害をしたのはジェターク社の機体である筈のシュバルゼッテ。
ミオリネへの憎悪が暴走したラウダを止めるべく応戦するも最新鋭のガンダム相手では分が悪く、最後は彼を止めるためわざと凶刃をその身に受けることを選択。
「お前の言うとおりだ…父さんのこと…みんなが…お前が…許してくれなかったらって…」
「俺は、もう逃げない…父さんからも、お前からも だから…ガンダムなんて、もう乗るな…」
結果彼は止まりますがディランザは爆発寸前。これで最期かと思われましたがギリギリのところでフェルシーに助けてもらい無事生存。
数々の屈辱からの闇落ち、そして父殺しに対する報い、ガンダムシリーズではよくある死亡フラグが立ちまくるも無事生還を果たしたグエルは、ジェターク社の立て直しに引き続き専念。仲間に振り回されつつも充実している様子を見せています。
では
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