今回は阪神タイガース 2023シーズン感想~戦績編~を書いていきたいと思います。
戦績(対戦成績)
巨人 18勝 6敗 1分 111得点 73失点
ヤクルト 17勝 7敗 1分 90得点 61失点
DeNA 13勝 12敗 0分 99得点 79失点
広島 15勝 9敗 1分 97得点 81失点
中日 15勝 9敗 1分 100得点 64失点
交流戦 7勝 10敗 1分 58得点 66失点 10位
()はセリーグ内の順位
85勝 53敗 5分 1位
得点555(1位) 失点424(1位) 本塁打84(5位)
盗塁79(1位) 出塁率.322(1位) 防御率2.66(1位) 失策85(6位)
①セ界を圧倒
2位の広島と11.5ゲーム差、そして対セリーグは78勝43敗4分けの貯金35と、圧倒的な内容での優勝。昨シーズンは貯金5以上を作ったチームは皆無ながら今年は何とDeNA以外全て貯金5以上を記録することに。交流戦の不振期もありDeNA、広島に一時は首位を明け渡すも勝負所の8,9月にそれぞれ18勝(7敗)、15勝(8敗)と一気に調子を上げ危なげなく首位を走り続けました。
特に巨人戦はホーム、ビジター共に強さを見せ12個もの勝ち越しを記録。お互い先発投手がいいので接戦にはなるものの、中継ぎ陣で差を見せつけ勝っていた印象が強く、基本一発が強力なチームなので繋いで来ない為大量失点にはなりにくく、チームとしては戦い易い所はあったと思います。
また塩見選手が怪我、村上選手が不振に陥り打線の繋がりを中々作れなかったヤクルト相手にも10個の貯金を作っており、投手陣の強みを最大限生かした戦い方を行っていたと言えます。
②天敵の存在
ただ今シーズン苦しんだのはDeNA戦。特にビジターでは昨シーズンから13連敗を喫する等中々勝つことが出来ませんでした。
その要因はやはり選手個々の力と天敵の存在。東投手には3試合で防御率0.78と完全に抑え込まれ、更にNPB最強左腕とも言える今永投手やサイヤング賞バウアー投手も控えていた為投手の個の力は凄まじいものがありました。
さらに打線では対牧選手(.358 7本 23打点)、宮崎選手(.385 4本 18打点)と天敵を作ってしまい彼らに好きなようにやられてしまう事に。
特に牧選手はWBCやオールスターでの様子から味方にすればこれ程頼もしいものの、敵にすればこれ以上なく厄介な選手で、今後も彼に悩まされる日々が続きそうです。
③今シーズンの再現が出来るか
来シーズンに関しては流石にこれ以上求めるのは難しく、今シーズンの再現が出来るかにかかっています。幸い監督は5球団の監督がそのまま続投しており手の内をある程度知れるのは大きいですが、変わったのは最も勝利していた巨人。DeNAが三浦監督の就任で一気に難敵になってきたことから阿部監督の就任は戦績にも大きく影響してくれるでしょう。
しかし来年もチームを率いるのは百戦錬磨の岡田監督。来季で勇退かと囁かれる中、流石とも言える野球を再び披露し、来年も宙を舞う姿を見せて欲しいです。
では
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