ペルソナ５スクランブルザファントムストライカーズ～ペルソナ無双～【ペルソナシリーズ】

※ネタバレ有り

今回は「ペルソナ５スクランブルザファントムストライカーズ」について書いていきたいと思います。

クリア時間 50時間

クリアレベル 81

①ペルソナ無双

今作はペルソナ5の派生作品となっており、開発は無双シリーズで有名なオメガフォース。ということで得意であるアクション性高いゲームとペルソナらしいスタイリッシュなコマンドRPGの組み合わせが実現し、「ペルソナ無双（開発者サイドは否定していますが）」と言えるゲームとなっています。

「怪盗乱舞！　怪盗団、全国世直しの旅へ」

ペルソナ5でも特徴的だったスケジューリング要素は少ないものの、ステルス性や属性相性、バフ・デバフの重要性は変わらないままで、ペルソナの良さを残しつつ雑魚敵を一網打尽に出来る快適さを持ち併せるバランスを実現しています。

しかしボス戦の難易度は高く、相手の攻撃を読みながら避けつつ行動パターンによって操作キャラを変え（バトンタッチ）、ダウンを取り一気にダメージを与えていくという的確な行動が求められ、難易度によっては高い操作テクニックを求められます。

②日本各地の探索

また今作では東京都内がメインであった無印と違い渋谷・仙台・札幌・沖縄・大阪と日本各地を探索出来、街並みのクオリティも相当なものがあります。

さらに各地の名物や名所も存在し、正にひと夏の全国行脚を経験することが出来ます。

ただ「日本全国が舞台」と謳っていた割には全国を回ることが出来ず、沖縄はメインどころではない場所、京都は物語上仕方が無いとは言え一部分のマップでしか行動できないのはやや物足りないものの、ここまで再現度高く各所を描写出来ているのは素晴らしいと思います。

③濃密なストーリーは健在

そして濃厚なストーリーは健在で、怪盗団のメンバーやりとりや本編で起こした影響がスムーズに描写されており、そこに新キャラ「ソフィア」、「長谷川善吉」が加入し新たなる歪みを見つけ世直ししていく本編顔負けの物語が展開されています。

更に敵キャラもこれまでの純粋悪ではなく何かと訳ありな人物で、怪盗団との絡みも上手い具合に表現されています。

またそれにより「正義」がぼやける（主人公達＝正義では無い描写もある）部分があるものの、全体的に当時の社会問題も上手く取り上げられており（ここがアトラスっぽさ全開です。）考えさせられる場面も多いです。

アクションが苦手の方でも難易度調整で十分遊べるものとなっており、前作ファンの方は必須のゲームとなっています。是非「ペルソナ5 タクティカ」の前に一度プレーして頂くのがおススメです。

では

きちのうすめ雑記