※ネタバレ有り
今回はPERSONA5 the Animationについて書いていきます。
①本編+特番の二段構え
劇場版4部作で公開した「PERSONA3 THE MOVIE」、本編とマリー視点で分け放映した「Persona4 the ANIMATION&GOLDEN」と様々な方法で表現されたペルソナのアニメですが、「PERSONA5 the Animation」でも本編(全26話)に併せて、獅童正義との決着までを描いた「Dark Sun...」、そして物語の完結までを描いた「Stars and Ours」を特番として放映する二段構えの方法で放映。
本編の終わり方がまさかの所だったので、特番への流れが非常にインパクトのあるものとなりました。
②原作を生かしつつ
また本編に関しても原作を生かしつつ丁寧に作られている印象があり、独特の雰囲気は失われていないまま表現されています。
特に本編では喋らない主人公(雨宮蓮)の描写が違和感なくマッチしており、所々でコープ活動の様子も組み込まれ、ゲームをクリアした人でも十分楽しめる内容に。
また作中で流れる音楽も原作は勿論の事アニメオリジナルも作成され、特に各種OP、EDは必見の出来です。
そして何より豪華声優陣の掛け合いが素晴らしく、特にアニメでしか味わえない会話の「間」を楽しめるのは大きいと思います。
③早すぎる展開
ただ100時間を超えるボリュームを誇るゲームである為、26話+2話に収めるのはやや無理があったのか早すぎる展開に戸惑う場面も。
特に聞き覚えの無い用語やパレスの概念など中々わかりにくい設定がある為、特に初見の方は困ると思われます。(ホームページに目を通しておくことをおススメします。)また主人公に主軸が置かれている為他キャラの深堀が不十分な場面もあり、各キャラのファンの方は満足出来ない内容もあるかもしれません。
しかし只のダイジェスト版になりがちなゲームのアニメ化をここまでゲーム本編の内容を詰めて放映出来ているのは製作スタッフの手腕によるものが大きく(アニメオリジナルに走り大失敗するパターンも多々あります。)、アニメ作品としては完成度が高いと言えます。
残念ながら「ロイヤル」の映像化はまだされてはいませんが、続編にあたる「ザ ファントム ストライカーズ」も併せての映像化、期待しています。
では
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