※ネタバレ有り
今回は鬼滅の刃の登場人物「半天狗」について刀鍛冶の里編の範囲のみで、出来るだけ書いていきたいと思います。
①ネガティブで小柄な老人
「十二鬼月」の“上弦の肆”を務める鬼で、天狗らしい特徴が特になく曲がりきった背筋に額に角と大きなコブを持つ小柄な老人の姿をしています。
性格は非常にネガティブで、常に涙を流して身をガタガタ震わせ些細な事柄にも何かと理由をつけては「怖ろしい」「ヒィイイイ!」と怯えています。
ただ同時に「この世の自分より可哀想な者はいない」と考え被害者面を貫き、人を苦しめる鬼を討伐する鬼殺隊を一方的に悪者と見做すなど強烈に歪んだ価値観を持っており、己が善人と信じて自身の所業を顧みず正当化したり、人から自身の行為を糾弾されても「自分は善良な弱者でこれほど可哀想なのに誰も同情してくれない」と信じきる等自称弱者として振舞っています。
(儂は生まれてから一度たりとも嘘など吐いたことがない)
(善良な弱者だ 此程可哀想なのに誰も同情しない)
ただ自身は人間を多く喰らい十二鬼月の上弦に登り詰めていることから、この懇願が鬼殺隊に届くはずもありませんでした。
②性根のねじ曲がった悪鬼
作中では上弦の会合で姿を見せ、玉壺と共に刀鍛冶の里へと侵入。
その後いきなり炭治郎と無一郎のいる宿坊に突然正面から出現すると、無一郎に頸を斬らせ「積怒」と「可楽」に分裂し二人を分断。
その後禰豆子、玄弥の参戦したものの、更に「空喜」「哀絶」を生み出し4対3に持ち込み彼らを追い詰めることに。
しかし炭治郎が禰豆子から爆血刀を授けられ、「ヒノカミ神楽・日暈の龍 頭舞い」で3体が撃破。さらに残る「哀絶」も玄弥に撃破され、逃げ纏う本体も寸前まで追い詰められることになります。
それでもさらに恐怖の叫びと感情により分裂体は更に変質し、4対が合体し「憎珀天」に。流石に絶体絶命のピンチに陥るものの甘露寺の参戦により、彼女が憎珀天を足止めし残り3人が再び逃げた本体を追うことになります。
「弱き者をいたぶる鬼畜 不快 不愉快 極まれり 極悪人共めが」
その際に放たれた炭治郎の激昂の叫びを聞いた時人間だった頃の記憶が蘇り、彼は
・気弱で小心者でありそのせいで虐められることはあったもののしっかりと仕返しをしており、その方法も自分がやったとバレないように手を回す
・前述した性格は変わっておらず、周囲の人を虚言などで悪者に仕立て上げ周りの同情を引く方法で悪事を繰り返す
・白目をむいた目の見えない老人の姿を演じ、善意で世話をしてくれる人々につけこんではその相手に盗みと殺人を繰り返す
等救いようがない人生を送っており、実際嘘と本性を見破られて打ち首を命じられています。さらに無惨によって鬼化した後はその性格に拍車がかかっており、鬼に同情的な炭治郎が露骨に不快感を持たせるまでにそのエゴは強まっています。
その後再び頚を斬られかけるも土壇場になり「恨の鬼」が発現。それでも最期は鋼鐵塚の研いでいた日輪刀を受け取り禰豆子の後押しを受けた炭治郎に本体を探し当てられ己の犯した罪の全てを突き付けられる形で斬首。
卑劣な極悪人への因果応報の裁きがようやく下される事となりました。
「お前はああ 儂がああああ 可哀想だとは 思わんのかァァァァア!!! 弱い者いじめをォ するなああああ!!!」
③持久戦特化型
戦闘では自身は極力参加せず、頸を斬られることで発現する分身体の
・雷を使用し司令塔となっている「積怒(せきど)」
・暴風を放つやや向こう見ずな「可楽(からく)」
・飛行能力を持ち好戦的な「空喜(うろぎ)」
・槍術に長け淡々としている「哀絶(あいぜつ)」
を利用し、本体も体を小さくして隠密能力も高くすることで相手に消耗戦を仕掛ける等、持久戦特化型の鬼と言えます。
さらにその4体が合体し地面から樹木を生み出し操る術を使う「憎珀天(ぞうはくてん)」に変形。しかも土壇場では屈強な巨体を持つ「恨(こん)の鬼」を発現させています。
そしていずれの鬼も高い戦闘力を擁している為初見で倒す事は極めて困難であり、作中ではその嫌らしさと手強さを存分に発揮しています。
その性悪さから鬼殺隊から散々罵倒を受け退治されることになった半天狗。しかし無惨からは「太陽克服の手掛かり」をもたらしたことで称賛されており、結果的に物語のキーパーソンになっていきます。
では
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